カタルシス
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2006年09月18日(月)  メッセージ 

敬老の日で振り替え休日な月曜日
昨日こまっこまと活動していたのの反動で 今日は敢えて一日何も予定を入れませんでした 妹に定期券を貸し出して 自分はのんびり引きこもり体勢です

昼に本家でサンマのつみれ汁をいただきました
また送られてきたらしいヨ 今度は母の実家の叔父さん(母にとっては弟)からです 彼は郵便局員さんでして この時期になると「ふるさと小包」の受注ノルマを達成するために 自腹を切ってうちに荷物を送って来ます

どこの会社でもよくあることでしょうが 官庁は更にそういうイメージ強いよなぁ・・・ まぁ おかげで美味しいものにありつけるこっちは ラッキーなんですが

つみれ汁を食してから出かけた妹は 夕飯の時間までには戻って来ました 誰かと約束だったとかではなく 都心に出て買い物とか街中検分をして来たかったみたいです
現在彼女は学生で 今のところバイトは何もしていないため(カリキュラムが結構大変で正直バイトどころではないらしい) 働いていたときの蓄えでやりくりしています なので時々定期券を提供しています 本家も学生のうちは食事の供給を惜しまないと言ってくれているようです

要は本人の心がけで 周囲が助け舟出してくれるんだよって話だ

そんな折に何ですが 今日はお夕飯も本家でご馳走になろうと宅を訪ねたら 夕飯も終盤になろうという頃合に弟殿がご帰宅あそばしました
我々姉妹は彼の顔を見るの久々です & 大学の「半年延長」が終わっているハズなのに両親に何も報告がないというネタを仕入れてイラっとしたばかりだったので 早速イタイ部分を突付いてやりました

ええもう容赦はしません

「おう おかえりー 久しぶりだねぇ で ガッコどうなったの?」

あくまで「にこやか対応」の姿勢ですよ 我々これでも大人ですから
でも出会い頭にこう切り出され彼なりに危機を察したらしく 何やかクドクド言い訳を始めたので しばらく聞いていましたが 埒が明かないと読んで

「もう何でもいいから とにかく明日にでも先生に連絡取りなさい 電話でもメールでも確認して」

「・・・・・・」

「やるでしょ? できるよね?」

「・・・・・・わかりました」

と一応了解の返事はしてましたが 正直イマイチ信用できません
そこで本当に動けるんだったら とっくに何とかしてるだろうし そもそも遊びにかまけて留年とかありえないですから ちなみに一緒に遊んでいた子らはしっかり卒業できているところがミソです

あんまりしつこく追及してもフテ腐れるだけなので この辺でやめておいて その後は皆で 平和に茶菓子を分け合いながら茶して帰ってきました



私は高校卒業のあと2年間専門学校に行きましたが 最終学歴は所詮「高卒」でしかなく 妹は国公立の短大を卒業したあと2年間英国留学を経て就職 現在はそれも辞めて学生し直しています

単純に思うのは 私立の4大に行かせてもらっているということの有り難さに弟があまりにも鈍感だという現実です

丁度彼が高校生の頃 我が家の大黒柱である父がリストラ紛いの左遷に遭いました 母は「私も働いているし あんまり待遇がヒドいようだったら辞めても構わないからね」というタイプの奥さんでしたから 父はそんな内需を頼りにする部分が多少なりともあったと思います が 弟が私立4大に行きたいと 美大を受けたいと言い出したときから 若干雲行きが変わって来ました

高校3年生になって美大受験のための予備校に通い始めた弟
私や妹は塾にも行ったことがなかったので 予備校というものの様子がサッパリわからなかったのですが 傍で見ていて痛感したのは「結構費用がかかるものなんだなぁ・・・」という下世話な部分でした
しかも聞けばその予備校も ときどきサボっていたようで 誰かとの約束がかぶったとかならまだ可愛いにしても 家でただゴロゴロしてるだけで予備校をフケるというのは 出資している親でなくても納得いかんでしょう?!

妹は短大に通いながらバイトの掛け持ちをして 1年分の留学費用100万円を自力で稼いだ子です 子供の頃からの蓄えも足してのことでしたが 私は彼女のその根性に心底感心したものです

しかし その下の弟きたらどうなの?

受験の時期になって学校を選ぶときにも 端から公立を狙っていなかったみたいだし 見てるとネームバリューばかり気にしているような選抜の仕方をしているので 多少なりとも似た道を先に歩いている身としては「コイツ何がやりたくて美大に行きたがってるんだろう・・・」と内心思わずにおれませんでした でも それは普段別の家で生活している私が言うことではないし そもそも本人に自覚がなければ周囲がいくら言ったところで言葉の無駄遣いにしかなりません

結局最終的に某M美大を数科 T美大を数科という 妙な受験の仕方をしてましたよ? 普通は「○○科」に絞って数校受けるもんだと思うんですが 今はやることが細分化され過ぎているから興味あるものが科をまたがけてしまったのかなぁ?と無理くり納得していた訳なんですが

結果は本命大ハズレ

他もことごとく不合格で 唯一残ったのがT美大の1科のみでした 両親は引っかかっただけでも有り難いと胸をなでおろしたようでしたが こともあろうにこの愚息は
「行きたい科じゃないから浪人させてください」 とのたもうた
父母絶句

たまたま夕飯にお邪魔していて その場に居合わせた私はよっぽど文句を言ってやろうと思いましたが かろうじて踏みとどまり それでも両親がそのワガママをきいたりしたら 彼らの方を詰る気満々でことの顛末を見守ったのでした

大げさに土下座とかして見せてましたけどね 言ってることのスジが通ってないじゃんサ もうホントその場で黙って見ていることの苦痛を存分に味わいました

行きたい科じゃないなら初めから受けるんじゃねーよ
受験だって無料じゃねぇんだよ
その金自分で出してるってんならまだ許してもやるが どの口で「浪人」なんて言えたのか
もう1年浪人するとなったら学費相等の費用をかけて予備校行く気なんだろ? 高3で行き始めた予備校すら大した理由もなくサボっていた人間に 独学で受験勉強なんてできるわけないよな そも ちゃんと予備校入れたってまたサボるのが関の山だろうがよ

そのとき両親が浪人を許さなかったので(でも微妙な様子だったからヒヤヒヤした)彼は
1)受かった科に通う
2)就職して自力で再受験
3)そのまま就職
の選択を迫られたわけですが 当然というか 自力でどうこうという根性はカケラも見せない子だし 就職なんて考えてもいなかったことだから消去法的な選抜の仕方で

渋々「受かった学科に4年間通う」ことになったのでした

以上のような経緯を経て今日に至っているのですが 当初あんまりにもその「渋々」っぽさが色濃く出ていたので さすがに癇に障ったらしき母などは
「誰も頼んで行ってもらってるんじゃないんだから辞めたかったら辞めなさい!無理して高い学費払ってるのよ」
とぶっちゃけたことをよく口にしていました というか それを親に言わせるのがそもそもどうなんだろうかと(微怒)

いざ弟が大学に通うと決まった日の夜 普段気安く「会社なんて辞めてもいいよ」と言っていた母が 「申し訳ないけど4年間は頑張ってください」と父に頭を下げているのを目にした私と妹の何とも言えない気分は お察しいただけるものでしょうか・・・

少し前までは母が攻め体勢で 一応父が弟の肩を持つという構図でやっていたんですが 日を追う毎に肩を持つ父の歩が悪くなり 毎日のようにガミガミ言っている母の様子に嫌気が差した風の父が「肩を持つ」から「ことなかれ」の姿勢を取り始め そしたらそれが母の気に障り 弟がいないときでも彼のことを原因にした夫婦間の言い争いが起きるようになりました

原 因 に な っ て る 本 人 が 不 在 で も で す

「子は鎹」はどこへ行った?!
カスガイになるどころか亀裂になってどうするよお前ぇッ!!


あの基本がオタク気質なところや 易きに流され勝ちな意思の弱さだとか すごく自分と似ている部分が多い子なんで できることなら味方になってやりたいんだけれども いい加減我慢の限界だ・・・

身の程を知らなさ過ぎる

自分の立場が解ってない

庇護下にありながら庇護主をないがしろにする不道徳感は 私にはない

親がうるさいと思うのなら バイトでも就職でもして金溜めて とっとと自立してしまえばいいんだ その際間違っても親に資金を出してもらったりとか考えんなよクソ坊主
一人で生活してみりゃいい 今までどれほどのフォローをしてもらっていたかが判るだろ 万一判らないようならそれはそれで一人で生きていけるんだろうから心配しねーよ とにかくこっちに世話焼かすな 父母にも父母の人生があるんだ 余生があるんだよ!!

一人立ちする自信がないとか 面倒だからしたくないとかいうんだったら も少し庇護主の言うことを聞け 彼らの顔色をうかがえ 利用するならそれなりの代償を払え 金銭で成り立っている関係じゃないことに胡坐をかいてんじゃねぇ 血のつながりを切ろうと思われたらお終いだってことを理解しろ





人柄は悪くないと思うんだけどなぁ・・・

実際会って喋ってる分には そんなムカつかないのに やってることをトータルして考えると 薄ら殺意さえ芽生えるのは何故なんだ・・・orz

奇しくも本日は「敬老の日」なわけで
「老」とか言ったら嫌がられそうだけど「敬長の日」と思っててもいいと思うんだ 老人というより年長者に敬意を払うって意味あいにできないものか

せめて実の親くらいは大事にしなさいよ
仮にも自分を五体満足に生んで 投げ出すことなく「成人」するまで面倒みてくれた人らだぞ 人間を育てるってスゴイことだと思うぞ


敬意なり感謝なり捧げることに 気がついてもいい年頃なんじゃないかね 君
 

『メッセージ』中島卓偉(TAKUI)

 


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