カタルシス
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2005年11月23日(水)  店曝らしの天使 

祝日です でも朝からネットシネマの上映を観るために並びに出ました 渋谷着10時

場所は公園通りの脇を少し入ったところで「CAMELOT COURT」というところらしい 今横浜と山形と渋谷で“5コインシネマ”という企画施設を実験営業中なのだそう

⇒●5coins cinema

初めて行くし様子が解らないので 11:30上映開始だったところに10時着で向かったわけだったんですが 建物まではたどり着いたものの どこから入るんだか案内もないし 周囲をぐるぐるしてみたらそれっぽい列があったので並んでみたものの 一向に開場の気配なし
しばらく列のまま待っていたら 係員がやってきて「今日はあちらの入口からお入りいただきます」と言う

あちらの入口? どちらよ・・・

係員の指し示す方向は今まで並んでいた場所から1角進んだ別の一角でした 列を崩してバラバラと移動を始める客の皆さん whith僕ら

本当の入口に着いたらもう既に別の列ができていて 今までの順番もグチャグチャな状態でその最後尾につかされました まぁキャパの120名には入れているっぽいからいいんだけど こんな会場整理でよく揉め事が起きないよなぁ(苦笑) 本気になるのもバカらしいので軽く呆れてそう思ってましたが 開場直後にやや笑えない事態が勃発

今日私が見たかったのが午前中に上映予定だった2本で 付き合ってくれた友人が見たいものが午後の2本 よって2人で一日缶詰の覚悟で臨んでいたのですが 入口で代金徴収しているお姉さんに
「午前午後と4本見たい場合はどうすればいいんですか?」と訊ねたところ

「あ 今日は午後の上映がなくなりました」 と曰もうた


え?


確かに「都合により予定が変更になる場合があります」という注釈はついていたけれども 前日くらいにはHPで告知して欲しいじゃん? 私はそれが目当てじゃないから別にいいんだけれども 友人は好きな俳優さんが主演の作品だったのでショック受けてたみたいでした そりゃまぁそうだよなぁ・・・

そこでどうこう言ってみたところでどうにかなる訳もないので 仕方なく納得して午前中2回分の代金を払いました



引き換えに何もくれませんでした ・・・?いいのかな 1回見る人と2回見る人の区別はできるんだろうか(黙) 何となく気にしながらも席を確保に向かいました

上映すると言っても映画館ではなく 通常はCLUBだとかBARとして使っているような形態のお店です テーブル席が点在していて 奥の壁に上映用のスクリーンが取り付けられているだけのことでした よくサッカー観戦しながら飲めるパブとかあるじゃない あんな感じです

ひとしきり人が入ったな〜という頃合で 予定の上映時刻になったのですが 一向に始まる気配はなく 受付にいた女の子がテーブルひとつひとつを廻って何かしている様子なのが視界の端に入っていましたが 一体何をしているのかはわからず

そのまま数十分が経過

いい加減始めろよ!(苦笑)予定の時間30分オーバーしても始まらないってどういうことヨ?!と思い注意して周りを見てみた結果 さっきの女の子がテーブルに飲み物を運んでいる姿が見えました

・・・・もしかして

あの子 テーブルひとつひとつを廻って オーダー取ってたの?

確かに1ドリンクサービスって書いてあったけども 女の子一人でテーブル廻ってオーダー取って カウンターに戻って飲み物用意して トレイに乗せてテーブルまで運んで
しかも ランダムに並んだテーブル席なのに いっぺんに数箇所のオーダーを取っているもんだから どこのオーダーを取ったのか分からなくなってウロウロしている様子

あ アホか?!

さすがに呆れました 私と同じようにシビレを切らしたお客さんらが トレイに飲み物を乗せてテーブルに配布し始めています 適当に沢山運んで「お好きなものをどうぞ」と言っているみたいでした 確かに店の子がやっていることに比べたら要領がいい

というかさ

入場の時に一人一人からお金もらってるんだから 紙切れでもいいからドリンクチケットって言って渡しておいて カウンターまで来てもらってチケットと引き換えに1ドリンク出してやりゃイイじゃんよ! 店の人カウンターから出る必要ないっての!!

最終的には客が自らカウンターでドリンク注いで持って来たり 廻ってきた残りものの中から選ぶような羽目になっていました それでも全テーブルに飲み物が回らないうちは上映が始まらない風だったので 客側は必死です

そんなこんなを経て 約40分押しで上映開始・・・
いくら午後の予定がなくなったからって 40分も押すヤツがあるかい 非常識もいいところだ

それから数十分後 映画を観ている横で蠢く影が1つ 敢えて無視して画面を見ていましたが 突然その影が自分の横に現れて 何の説明もないままテーブルに人数分のコインを置き 過ぎ去っていきました・・・

び ビックリしたなもう つか 目障りなんだよさっきから! 客席ウロウロして何やってんの?! だいたいこのコインは何ですか!!

しょっちゅうライブハウスに出入りしている手前 これがドリンクコインなんじゃないかという予想は簡単につきましたが これがあるならさっきの阿呆な行動は何だったのか説明してもらいたい コインで交換してくれるんだったら最初からやれよ! つか本当にこれはドリンクコインなのか?何も説明されなかったYO!

1本目上映終了

周りの動きを見ていたら やっぱりどうもこのコインは「ドリンク引き換え用」のコインだったらしい 我々のテーブルに来たときは何の説明もしなかった女の子 ところどころで「ドリンクと交換してください」と言っていたらしい またここで穴だらけの対応が明るみになる

・・・あまりの手際の悪さに怒る気にもならない

仕方なくコインを持ってカウンターへ行き メニューを見ながら「ミルクティーください」と注文したら 「ホットのメニューは少々お時間いただきます」といわれたので いいですよ とその場を少しズレて待とうとしたら「お席まで運びます」と言って コースターの裏に“ホットミルクティー”と書いて渡されました

え? と思ったときには次の客の相手をしているので またもや首をひねりながら席に戻る私

あの人 私の動き全然見ている気配がないけれど テーブルの場所わかるんかいな???

そうこうしているうちに2本目の上映が始まった 当然照明は落とされ店内は薄暗い状態になります それでもまた私のホットティーも友人のカフェオレもテーブルには来ていません
薄々というか もうハッキリと嫌な予感してきてます ああ 暗がりでお姉さんがまたウロウロしてる・・・ テーブルに置かれたコースターを一生懸命見ようとしているけれども 暗くて文字が見えてない様子だ あああ 本当に

どこまで馬鹿なんだこの店のシステムは・。

映画も中盤にさしかかった頃 やっと我々のテーブルに飲み物が運ばれて来ました トレイに飲み物を乗せて テーブルからテーブルを順ぐりに回っている要領の悪さに 気づかないこのお姉さんが不思議でならないヨ なんて頭の悪い子なんだろう 可哀相に・・・(本気で同情)

そんなこんなで DVD化でもしない限り見ることができなかったハズのネットシネマを見られたことは収穫だったと思いましたが そこに付随してきたストレスはかなりの重々しさでした 精神衛生上良くない もう二度と来ねーッ!と思ったもんね

最後に 店を出ようと支度していたところに とあるお客さんが「午後の上映はないんですか?」と店の人に尋ねている場面に遭遇しました 様子を見ていたら「午後の上映は予定が変更になりまして 洋画作品の試写会になりました」と答えたスタッフの前に膝をついて落ち込むお客さん

「これのために滋賀から来たんです」

その場にいた我々ほか数人の客は 全員残らず固まりました

そ そりゃ膝もつくわな・・・

何とも言えない空気の中 店を後にした我々は遅めのランチを近場の生パスタ屋で取りながら 散々っぱら今までいた店に対する悪態をつきまくっていました

ヒドイねー ホントひどかった!(見た映画のこと何も説明してないし・苦笑)
 

そんな訳で 観たのはこの2本

⇒●『STRAY SHEEP』
⇒●『おまえが嫌いだ』

俳優の松田賢二氏が目当てでした(笑)
 

『店曝らしの天使』1929年/アメリカ

 


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