カタルシス
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2005年06月25日(土)  家族の肖像 

10:40集合で有楽町マリオンへ 『戦国自衛隊1549』13:30〜の回で座席を確保して まずはランチにでかけました

プランタン奥隣のビルにある『餉餉』って自然食レストラン 有機栽培や天然素材のお料理が常時70種類も揃えられている ヘルシーなビュッフェレストランです

和食メインのメニュー 品揃えはものすごく豊富で 全種類食べ切れませんでした!また行ってリベンジしたい!!
そしてサッパリ調理がほとんどなので動けなくなるくらい食べ過ぎても ちょっと経てばすぐに楽になってしまいます 食べても食べてももたれることがありません お店は明るくスタイリッシュ 女性客が好みそうなオサレな雰囲気で 全くもってエクセレントなランチタイムでした〜v

映画館に戻るまでに プランタンでお仕事バッグを衝動買い INZで香水を衝動買い 友人に芝居のチケット代21000円を支払ったばっかりだったので 映画館に戻った頃にはパンフレットすら買えない財布の中身になっていました(小学生以下だったよ!/汗)

映画観賞後はお茶の前にお金おろさせてもらって 晴海通り沿い三越の喫茶店で 次の予定がある友人が時間になるまで くつろぎタイム 時間になったらサクっと解散



そんな訳で『戦国自衛隊1549』を鑑賞

感想


やればデキるじゃん邦画!!


いやー 普通に面白かったです 2時間の枠内に納める都合上 せかせかした展開なのにはこの際目をつぶります 慌ただしいなりに設定頑張ってたと思うな

初作の方も何度か見ているハズなんですが 何分子供の頃の話なので大筋どころかサッパリ覚えとりませんで(苦笑) でも今回はわけが解って見ているだけに感心したり笑えたり 思いの外楽しむことができました

詳しく書くとネタバレになっちゃうので伏せておきますが 注目すべきはタイムスリップしてしまった1部隊と入れ違いに現代に飛ばされて来た戦国武将の飯沼七兵衛 を演じている北村一輝ね このお侍が1度現代人の格好で主人公鹿島(江口洋介)の前に現れるんですが 洋服がめっちゃ似合わねーの(爆笑) 現代劇での北村氏を知っているとより一層笑える&感心できると思います 別人です 見事なまでにお侍然として見えます 昔から割舌のわざとらしさが気になる俳優さんなんですが そこを差し引いてもあの“雰囲気演技”は見物だったと思います
あとはね 生瀬勝久が最後までシリアスな役柄だったのが新鮮でした カッコ良かったよナマセー! そうだそうだ 最近コミカルな役ばっかりで忘れがちだったけど 名優と呼べる俳優だったんだ 今回痛烈にそのことを思い出しました 思わず唸ってしまうような職人芸に弱いアタシです

歴史ちょっとでも解ってると 笑えたり手を打ちたくなったりする部分が端々に出てきます 信長の背景くらいは解ってから見た方が面白いかと思います

ま 初作同様 荒唐無稽な歴史の筋書きができあがってしまうお話ですが そこはホレ 作り物の映画の世界なので 各自上手にトリップして見てください(笑)


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家に戻って『家族のかたち』鑑賞

ハリポタ2の幽霊女生徒マートルを演じたシャーリー・ヘンダーソンが健気なシングルマザー役をしています その元夫と現在の恋人が彼女をめぐってドタバタな問題を起こしてく って内容
でもあっさりコメディとするには ちょっと本人達がシリアス過ぎる感じがあります

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 イギリス、ノッティンガム。優しいがちょっと気弱なデックは、恋人シャーリーと幸せな日々を送っていた。彼女の連れの娘マーリーンにも好かれており、3人で楽しい家庭を築こうと考えている。そしてある日、彼はシャーリーが出演していたテレビの公開番組に突然登場し彼女にプロポーズするのだった。ところが動揺した彼女は、思わず“ノー”と答えてしまう。偶然その番組を見ていたシャーリーの元夫ジミーは、これを復縁の機とみてノッティンガムに戻ってくる。元夫との思わぬ再会に心乱れるシャーリーを見て、デックは彼女の中に元夫への愛がまだ残っていることを悟ってしまうのだが…。(allcinema ONLINEより)
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恋人デックがリスで 元夫ジミーがロバカーです それぞれウェールズ人とスコティッシュの役で実際の経歴とかぶってます つか そんな役ばっかりやんアンタら(^^;)

ジミーのキャラはあんなもんだと予想できてましたが デックの方がもうちょっと芯のある人物だろうと思っていたのでちょっと拍子抜け 卑屈だし割と感情的だし意気地なさ過ぎます(苦笑) 子供との相性がいいのは解るけど あれのどこに惚れたらいいのか困っちゃうよ 教えてよシャーリー

シャーリーの一人娘マーリーンはデックが大好き ともすれば恋してるんじゃないかと思うくらい一途です きっと父親不在の間に寂しい思いをいっぱいしたんでしょうねぇ 連れ子の自分を厭うことなく愛してくれる母の恋人を実際の父親以上に思っている感じです
デックの方も恋人のシャーリー抜きでもマーリーンのことを可愛がってよく相手をしているし 彼女のことを「My Sweet」とか「Darling」とかって呼ぶんですよー かーわいいーったらもう!リスがあんな甘く語る映画 他で見たことなかったので(『ジャニスのOL日記』が惜しい程度?)あの彼の低音で囁かれる愛情たっぷりの台詞が かゆいくらいに可愛らしかったです

リス・エヴァンス氏 普段はイッちゃった役柄が多いので結構甲高い声で喋る人なんですが 実は今回のデックみたいな低音が素の声なのかも知れません 何しろ体の全てがおっきな人ですからねぇ 構造上はその方が自然だし(苦笑)

そしてジミーの方は絵に描いたようなダメ亭主 野性味があって独特の雰囲気が魅惑的で女性にはモテるタイプの男性なんですが 基本的にチャランポランで大人としての責任感は欠落してる感じ  なんかロバカーお得意の人物像変わり映えしないなーと思いつつ 似合っているので全て良し とか納得できてしまう人 そんな粗野にでもならなきゃ やたらめったら華奢に見えてしまうので仕方ないのかも(^^;) もっとも相手役がマートル(違うから)ならそれでも大丈夫だった気がしますが あの人小さ過ぎ 見た目幼な過ぎですから 顔だけ老けててちょっと不気味よ(苦笑)

彼女 声もおもちゃみたいな声してるけど 特典映像のインタビューを見たら普通のトーンで喋っていたのであの声が「作り声」なんだと発覚しました
なんだか興ざめ〜ぇ(地声なんだと思ってましたよー!)

お約束的ファミリードラマと英国的シニカルコメディがOKな人は見てて笑えると思います あとは役者が好きか英国の田舎町が好きか どっちにも当てはまらない人にはオススメできまへん 多分退屈しちゃう(苦笑)リスがチョコチョコ単発ギャグ飛ばして頑張ってますけどね(^^;)

『家族の肖像』1974年/イタリア・フランス

 
 


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