カタルシス
DiaryINDEXpastwill


2005年04月14日(木)  涅槃交響曲 

木曜洋画劇場で『インファナル・アフェア』地上波初登場!

という訳で それが見たくて無理矢理仕事にキリつけて すっ飛んで帰りました DVD持ってないので一昨年見たきり 例え持っていてもわざわざ吹替で見ることはしないので 地上波はそれなりに新境地開拓になったりもするのです

予告を山路和弘が読んでいたので 吹替も彼がするんだろうと だったらアンディの役よりもトニーの役のがイメージ合うだろうな〜と思っていたら大当たり トニー扮するやさぐれた潜入捜査官を山路氏があてとりました

処刑人スキーとしては 彼の声はコナー(兄) と言ってもこの人洋画ならなんでも〜なくらいの勢いで吹替しなさる俳優さんなので 普通なら特定のイメージはつかないだろうお人です ちなみに名前を覚えたのは『エアフォース・ワン』でゲイリー・オールドマンの声をあててたとき(もう黙れ)

思ったよりクセなく喋ってて良かったよー山路氏 結構個性的な声してるから合わないときは合わないんだよね でも今回はOKでした
アンディを吹替えていた寺杣昌紀って人は知らない人でしたがキャラと合ってた うん こっちもOK
まったくついでの話でウォン警視(演:アンソニー・ウォン)が磯辺勉だったのがピンポイントで嬉しかったです
→去年 山路・磯部両氏出演の芝居を観に行って ちょっと感動したことを思い出した

残念ながらノーカット版ではなかったので ところどころ「ぬ!あのシーン削るのか!」「あの台詞入れないでどうする?!」とか思う瞬間があって 民放の限界とやらと痛感しました あとは訳者がTVやDVDや公開時でバラバラな場合があるので 印象に残っていた「ひと言」が違う言葉に挿げ換わっているのが ちょっと淋しかったです

とりあえず『3』に出てくるキーワード的な台詞は活かしておいて欲しかったなぁ(苦笑)

そして改めて見てみて やっぱりシナリオがすごいと思ったですよ 映画の時間枠であれだけ練ってあったら そりゃ見応えもあるわな と
初めて見たときから『1』で完結してるじゃん!と思ってましたが 実際『2』『3』は『1』の人気に乗じた「後付け編」だったそうで そう考えると「後付けにしては上手く仕上げたなぁ…」という感想につながります

実はよくよく考えると(いや考えなくてもなんだけど)つじつま合わないところが あるっちゃあるんですよね1〜3を通すと 登場人物のキャラが変ってしまっていたり あの人どうなったん?って思うフシがチラホラ…(笑)

例えば 潜入捜査官ヤンの生い立ちとか『2』だけ別物みたいに見えるし
『1』で出てきたヤンの過去の女性はその後すっかり忘れ去られております
『3』を見てから『1』を見直すと 何故あの人に頼らない?!とか思うし
マフィアのボス・サムは毎回別人格に見えました ウォン警視も結構バラつきあったかな(特に2)
マフィアの下っ端・キョンは『1』だとヤン弟分みたいに見えますが『2』『3』では本来の設定に沿って兄貴分っぽさを出しています

でもね でもね

そ れ を 差 し 引 い て も ク オ リ テ ィ 高 い の よ !

や〜 本当見てくださいよ ディカプリオ&マッド・デイモンのリメイク版よりも先にオリジナルを見て!
確かに大筋や展開はハリウッドでも通用する内容なんだけど 根底に流れる思想はめっちゃ亜細亜ですから 仏教の教えとかが本来の主軸ですから!!
多分そこまではリメイクせんと思うのよねハリウッド だって観客にその観念がなきゃ解らないじゃない だから仏様の感覚がある日本人にはオリジナル版の方がより楽しめると思うのですヨ

って エライ語ってますな(^^;)ゞ

えっと 今夜は放送が見られて良かったです 明日はきっと大変だけど(苦笑)←仕事
アンディの独占インタビューも見られたしね!日本語でのコメント ぎこちなくて可愛かったにゃー! これで日本語が喋れる設定の役したことあるんだからスゴイですよ アンディ可愛さに反町吹っ飛ぶよ(笑)←『フルタイムキラー』
 

『涅槃交響曲』黛敏郎 作曲

 


DiaryINDEXpastwill
kore |MAIL