カタルシス
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『スピリット・オブ・ファイヤー邪教都市』観賞
はへ ショーン・パトリック・フラナリー主演のSF映画です ショーンが好きでなかったら絶対見ない系統です というか 実際見てからもそう思いました 作品的にはもう ちょっと どうしたもんだろう…(汗)な映画です
才能はあるのに酒癖の悪さから失敗を繰り返してしまう若きバンドマン・クリス(これがショーン 音楽の才能がある役らしい…)はある日とうとうバンドから追い出されてしまう 自分のバンドなのに!と打ちひしがれるクリスを尻目に 彼抜きのバンドはあれよあれよと人気バンドに昇り詰め ますます鬱屈となるクリス そんな彼を励まし支えるしっかり者の彼女ライラ 2人で暮らしながら 酒を断ち音楽に打ち込もうとしているクリスだったが ある夜ライラが務めるバーガーショップが襲われ店が破壊されてしまい 結果2人は路頭に迷うことに… そんな折り絶大な人気を誇るアーティスト グレマシーが バックコーラスをオーディションで雇用するという情報を得 クリスとライラは連れ立ってオーディションを受けに行くのだった…
このね グレマシーってミュージシャンが実は悪魔に魅入られていて ロックを通して世界征服をしようって魂胆を持ってる人なんスよ で 新興宗教みたいもんの宣伝塔になっている 怪しい 実に怪しい設定です
そしてお約束のようにライラがそいつに気に入られて クリスは遠ざけられて 彼女を取り返したい一心で無茶し放題のショーン …じゃなくてクリス ハッキリいって悪魔だの世界征服だのは二の次な彼をフォローしてくれる教会の これまた別の教祖様
そして何よりもカッコ良くないグレマシーの音楽!なんでこんなのに人気が出るんじゃ!ありえねぇ!! 大体あれだけインテリ風のキャラしててロックってどーなのよ 10年前の音楽にしたってキツイっての 作品の冒頭やグレマシーの前座に出てきたバンドの方が幾分マシでしたよ 歌や演奏自体はサマになってたもん(古っぽさはおいといて)ガールの時と違ってショーン本人の歌が聴ける貴重な作品ですが 音楽がメインになった話にするには お粗末過ぎます 萎えさせる一番の原因!
そしてストーリーの展開も ハチャメチャ過ぎてどう収集つけるのかと思いきや 困ったときの神頼みで悪魔と天使の一騎打ちが始まり 勝手に終わってしまうという 驚きの結末でした
え ネタバレだって? そんなことないですよー 見ればそれなりに面白いところが一杯残っています さあ あなたも レッツ突っ込み!
あ ショーンはひたすらキュートなので 彼が好きなら必見です 終始彼女とイチャイチャしてますが それが許せれば問題ナッシング(笑) 今どきああまで甘いカップルはいないと思ワレ… さすがは10年前の作品です
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夜になって雨の中やおら外出
毎年恒例渋谷周辺ライブハウス協賛イベント『in The City』の奥田義行Presents りぼんナイトへ遊びに行って来ました りょう ローザ・パークス 田野崎文 オーノキヨフミ 出演
「りぼん」ってのはスプリングベルやPOWDERが所属している音楽事務所の名称です メジャーなところで上げるとフィッシュマンズがここの所属でした(東京スカパラダイスオーケストラのDr.キンちゃんが以前組んでいたバンドよ) で 奥田さんはこの事務所の社長さん ボスって訳
田野崎さん以外はスプリングベルとの対バンで聴いたことがあって 中でもローザは時々聴きに行くし オーノくんも3回くらいは聴いてるかな?春にメジャーデビューして時々街中で耳にすることもあるし りょうくんは1回聴いたっきりだけど テクノ系なんでまぁ あまり範疇じゃないなと(苦笑)でも上手いとは思います
ボスへのリスペクトを込めて 割合早い時間から会場入り トップバッターのりょうくんの 真ん中辺りから参加しました
このイベントには一昨年来てるし 去年も気にしていたんですが 同じ事務所のアーティストで1会場占拠するってのは初めての企画じゃないでしょうか?アーティストお披露目みたいなイベントだから この方がストレートな方法かも知れませんが 他の人目当てで来てた人を横からかっさらうって荒技はできなくなるのかな?(苦笑)
りょうくんはやっぱテクノでパラパラした感じでした でも ベースを弾いていた女の子がなかなかよろしくて その子ばっかり見てました 美形とかってんじゃないんですが ニコニコしてて雰囲気良かったのですよ コーラスも上手だったし 何よりベースがちゃんと弾けてて感心しました まだ若い女の子なのにカッコイイな〜と 思ったのココロ
2番手ローザ・パークス やはり彼らは好き タイトル覚えてないけど知ってる曲が大半でした 1曲だけ初聴きがあったかな?『自覚』と言っていたような気がする また都合がつく日は彼らのライブ行ってみよ〜うv
次が全くの初聴き田野崎文(タノザキアヤ)さん 22歳の可愛い女の子でしたが 歌がちょっと重かった… 声とか歌い方とかMCのキャラとかは嫌いじゃなかったんですが 歌詞が…苦手かも(汗)曲も…微妙かも(黙) 実は彼女のサポートに Bahahaの櫻井さんが参加するので ちょっと期待して聴いていたんですが 全体的にへばりつくような雰囲気が …いや すがりつくって感じかなぁ? あのね イメージだけで例えるなら「鬼束ちひろ」 私にはそう思えました
うーん… 友人はかなりお気に入りの様子だったので その場ではコメントできなかったんですが 櫻井さんがいても 次は行かない かな… ごめん
トリはオーノくんで 初めて見たときの初々しさが すっかり堂に入ったミュージシャンに変わっていました 何年もラジオ番組続けているだけあって喋りが面白いし 容貌も一層あかぬけてきた感じ 若いってスゴイ変幻自在 化け放題 彼は初めて上京してステージに上がった日の他は 去年の1月と ローザと対バンだった9月に聴いたのがまともなライブでしたが 今回が一番良かった!一瞬アルバム買っちゃおうかと思うくらいでした(でも買わなかったヒネクレ者) 誰かに借りて中身に納得できたら 買ってもいいなーと思ってます
そんな訳で 誰か貸して下さい(おい!)
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家に帰って『DUST-ダスト』観賞
『ロード・オブ・ザ・リング』2・3作目と『ヴァン・ヘルシング』で注目され始めたデビッド・ウェンハム氏主演の映画です 表記ではジョセフ・ファインズがメインのように書かれていますが 彼よりデビッドがメインです 間違いない
物語は現代と100年前の回想から成り立っていて 時々その2つの世界が混濁してきたりする ちょっと変わった作品でした デビッドは過去の世界に登場する 早撃ちが得意なガンマンで ジョセフはその弟役 兄弟が同じ一人の女性を愛し その結果もたらした悲劇を 現代の世界で彼らの血縁らしき老婆が語るのです
正直言ってメッセージが何なのか解りませんでした ただその場面を見ていることはできますが 意味するものを理解しようとすると至極難解 考えちゃいけない映画だったのかもしれません…(汗)
役者的にはデビッドの独壇場 確かに男っぽいカッコ良さはありましたかね
無法者然とした風貌の早撃ち名手ルーク 弟夫婦と別れ一人渡ったヨーロッパで見た映画 スクリーンに映し出されていたのは オスマン・トルコ軍とマケドニアの独立を目指す革命家たちの紛争の様子だった 銃の腕を活かして賞金稼ぎができると踏んだルークは バルカン半島へ渡り 紛争の渦中に飛び込んで行くが 銃撃戦の最中に撃たれ マケドニア側の集落で手厚い介抱を受ける つかの間の静かな生活の中傷を癒していくルーク しかし安息の日々は短く 滞在していた集落がオスマン・トルコ軍の襲撃を受けてしまう 一度はその場を去ったルークだったが 思い直して引き返し 目にした殺戮につぐ殺戮に 彼がとった行動とは…
過去の物語はこんな展開です でも これ 現在の世界に出てくる老婆と 彼女の家に押し入った泥棒が 捏造して語っている作り話なのかも知れないんです どこまでが本当のことで どこからが彼女らの妄想なのか
解釈に苦しむ話でしたよー(苦笑)
『ドアウェイ/異次元への扉』1993年/アメリカ
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