カタルシス
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9時頃起床。 主食にするものを切らしていたので近くのパン屋までひとっ走りするも、目的のフランスパンがなく、尋ねてみたら「10時半頃に焼けます」とのこと。1時間も待ってられないなぁ…と次の店へ。 ところがそこでも「10時半」と言われて、仕方なく3つ目の店に向いながら、それでダメならもう別のパンで代用するかーと思い入店。ソフトフランスパンがあったので「ラッキー♪」とばかりにGETし即行で帰宅する。花緯さんに留守番頼んでいたもんで…
個人的な好みで食パンよりもフランスパンを常食しているのダ。別に食パンやその他のパンが嫌いな訳ではないけれど、塗りたいものが硬めの土台を求めるので柔らかいモノは自然と避けてしまう訳。フランスパン自体のほんのり塩味なトコも好きだし♪ ベーグルもよく買うけどフランスパンの方が経済的なのは言うまでもないやね。 朝のパン屋にはフランスパンが当然売っているだろうとタカをくくってたのだけれど、どうもそれが一番の敗因だったみたい。需要がないから店頭に並ばないんだろうし、つまりフランスパンを朝食にって人が少ないってことなんだろう。私にとっては心底意外。
普段私がパンに塗っているもの クリームチーズ(主にフィラデルフィア)、マスカルポーネ、カマンベール、クロテッドクリームなど。これらに合わせてブルーベリージャムやメイプルバターを一緒に塗ったりもする。どれも硬めの塗りものなので(マスカルポーネは例外だけど)柔らかいパンだと表面を削ってしまって、見た目にも悪いし 何よりキメがぐちゃぐちゃになってパンが美味しくないのよ。市販の食パンでは思わないけど、パン屋の食パンだったら何も塗らずにそのまま食べた方が断然美味しいと思っているんで。
でもって、花緯さんに食べさせたかったのはパンよりも塗るものだったから、土台は硬くなきゃいけなかったのサ。考えてみたら、クラッカーの買い置きがあったのに その時は思い出さなかった。わざわざ3軒も廻らずにクラッカー開ければ良かった。いまサラー。
まったりしながら朝食を摂り、一休みしてから昼過ぎ13:30を目安に外出。目的地は梅島、この日SBがフラカンさんのフロントアクトを務める会場があるところ。愛知の花緯さんはこのステージを観た後、その足でお家に帰る予定でいる。
『フラワーカンパニーズ フォークデイズ』5/4・5の2日間でフォークライブをするらしい。SBはそのフロントアクトということなのでそう沢山演奏してくれるとは端から思っておらず、テーマ、それぞれ1曲、テーマくらいかな?と予想していたから、当初は行かないつもりだった。でも、連休で花緯さん来るっていうし、そんならせっかく来てライブもあるのに観ないで帰るのも面白くないよね。って話になったので、行くこと自体が割と日数の差し迫った時期に決まった訳だ。
会場はチケ売りがぴあ50、会場20、当日20の90名MAXという規模で、ギリギリまでチケ購入を考えていたためにぴあでも会場でも前チケットは完売してしまっていた。仕方なく当日券で入ることにしたのだけれど、問い合わせの返答によると「当日券も早めに来ないと売り切れてしまうかも知れません」との事で、愛知からやって来る人を「チケが買えなかった」で送り返す訳にはいかないから、開場の15分前に販売を始める当日券をGETするために15:00会場着の予定を立てて行動することにする。ちなみに開場は17:30。
足立区梅島は地図で見る位置的にはそれほど遠い場所ではないのに、手頃な交通手段がないためにエラく遠回りして行かねばならない面倒な土地。比較的よく会っている友人が住んでいるが、一度も遊びに行ったことがないのもそんな「距離」が関係していると思う。「知ってはいるけど降りたことのない街」のひとつだったその場所へ、今日は降り立つ。
待ちあわせた2人の同行者と合流し梅島の駅を出る。案内図とその説明書きのおかげで、会場のユーコトピアは存外あっさり発見できた。店の前まで行き人影がないのを確かめると一旦駅前のファーストフード店まで戻り、小腹を埋め 御不浄を拝借する。この後は長期戦になるのでそのための身支度のようなものだ。ひと息ついてから再び会場とへ向かい、今度は列を成して待機。我々4人の他にはまだ誰もいない。
しばらく待つと駅の方から見慣れた茶髪が… 真っ先に見つけたのは多分 私。 「あ、来た…ね。」と言いながら4人のうちの最後にいたのを良いことに しゃがんで身を隠すフリをしてみせた。冗談のつもりだったのだが、前に並ぶ3人が想像以上の反応を返して来たのでちょっとビックリしてしまう。 SBとマネさんが近づいてくるを見て慌てたのか、前の3人は身を隠す場を周囲に求め、店のある建物の奥の角まで行って道を曲がってしまった。しゃがんだまま取り残された私は予想外の事態に「ええ?」とするしかない。その一連の騒動の間にマネさんを先頭にした3人は目の前まで来てしまっていたからだ。
「わー、ありがとーう」まず初めに声をかけてくれたのはマネージャーの森口さん。春山さんは軽く会釈をくれ、「何〜?早いじゃん」と鈴木さん。「お疲れ様です…」と冴えない返答しかできない自分に不甲斐なさを感じつつ、後ろをうかがえば 先の3人が建物の陰から頭だけのぞかせてこっちを見ている訳で。 すると森口さんはそのまま前進、彼女らの方へ向かって歩き出した。SB2人もその後に続く。「どうしたの〜?」と言われているみたい。見送っている私には細かい会話は聞こえなかったけれど、2・3言交わして通り過ぎて行った。 てっきり目の前にある入り口から中へ入るのだと思っていたので、通り過ぎて行く後ろ姿を見ながら「裏口があるのかな?」と単純に考えた。でも、建物の角に隠れていた3人を通り過ぎ、そのまま道を直進したので 「ん、打ち合わせ?」と不思議に思いながらそのまま見送り続けていたら、先頭の森口さんがきびすを返しこちらに戻って来る。あら? 手には何やらメモ書きのようなものを持ち、周囲を見回しながら進む彼女の後に続く兄さん方の姿… もしかして、ここ(目の前のドア)に入るんだったの? 「間違えちゃった〜」と笑いながらライブハウスに入っていく後ろ姿に手を振りながら、良いネタご馳走さんです。と肩を震わせた。
ビバ☆SBマネージャー!そんなあなたにエールを送ります。頑張れ!
程なくして中からリハーサルの音が聞こえてきた。歌声やハープの音色が聞こえてくる。こんなに音漏れて良いんだろうか…と思うようなハッキリさ加減。フラカンさんハープ上手いなぁ… しばらくしてフラカンさんのファンと思しき女性が最後尾に加わって待ち人は5人になった。時折通り過ぎる町の住人に怪訝の視線を受けたり「何の列?」と尋ねられたりしながら、整理券の発行を待ちわびる。
予定の時刻を1時間押して入場が開始され、スタートしたのは19時を回った頃。17:30op・18:00stのハズだったのにスゴイなぁ…。私は良いけど、愛知へ帰らなければいけない花緯さんはドキドキだったみたい。気の毒に… SBの演奏は予想の通り テーマ、それぞれ1曲、テーマの計4曲でお終い。覚悟していたとはいえ、やっぱり短いな〜。でも、フラカンさんのファンの人は結構見てくれていたみたいだったから、その辺は良かったんじゃないのかな。本人的にはどのくらい手応えを感じたのか興味あるところだけど。
時間が押したこともあって、フラカンさんの演奏はあまり聞いて行かれず少々残念だった。こんなことでもなければ生で聞こうと思う人達じゃないからさ。実はブルームさんと一緒に番組出たことがあったんでフラカンさんは知ってたし聞いたこともあった。その時はバンドスタイルで結構ワー!って勢いの音楽で、個人的には苦手な部類だったんだけれど、今回は「フォークデイズ」と銘打っているだけあって、フルアコースティックの大人しい(静かとか淋しいとかいう意味じゃないヨ)雰囲気だった。へー、こんな風にもできるんだ。と素直に感心したよ。苦手意識あったのもチケ購入を躊躇してた要因だったんだよねぇ。 知らないって損なこと なんだなって思った。 SBには不完全燃焼だったけれど、なかなか面白い1日だったので 初体験の梅島は悪くない印象だった。
まぁ、片道2時間は感じ悪いけどね…
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