2002年05月29日(水) |
午後四時過ぎの出来事。 |
ピンポーン
軽く響くインターホンの音に、小走りで階段を駆け下り裸足のまま玄関に下りる。 先ほど電話があったので外で待っているのは友人だろうと予測がつくが、念のためによそ行き声をつくり「はぁい」と応じつつ扉を開ける。 やはり予測通りの見慣れた友人の姿を認め、「いらっしゃい」と声をかけ家内に招きいれようとした瞬間のことだった。 友人が後ろ手から何かを差し出す。
ばさり、という音とともに視界を埋める花。
一抱えはあるだろう、うっすらと黄色く色づいた薔薇。ところどころから、小さな白い花や赤い実などが顔をのぞかせている。 薄紙と透明セロファンでつつまれたそれは、見事な花束だった。 数回目をしばたかせる。「驚きに声も出ない」とはこのことか。 視線を花束から上にあげると、友人は不適な笑みを浮かべて言った。
「おめでとう」
実際あったことです。 滅多に体験できることではないので小説調に。そして玉砕。 そんなワケで、本日誕生日です。友人の桜井さんから黄色い薔薇の花束を頂きました。 彼女の目論見どおり、見事に度肝をぬかれました。 ちょっと前から、彼女に「誕生日何がほしい?」と問われるたびに「愛」の一言で返していました。そしたらこんな‥‥あわわわ。予想外ですよ。 黄色い花束のワケを知りたい方は、田中芳樹著の「銀河英雄伝説」を読んでください。もしくは本日付の桜井さんの日記でも説明してます。 とすると、私は「燕のように軽やかな身のこなし」を会得しなくてはいけないのでしょうか。 私の悩みのひとつに「歩き方が乱雑で足音がベチベチいう」というのがあるのですが‥‥‥‥。 精進します。 さすがにプロポーズはされませんでした。 駅から自転車で15分。自転車の前籠に花束を入れ、道行くひとびとの注目を集めた桜井さんに敬礼! 恋人同士でもなかなかもらえないプレゼントをありがとう。 ネタとしてでなく、本当に嬉しかったですありがとう。
誕生日ということで、いろいろな方にお祝いして頂きました。 私が本日学校休みのため、先日のうちに祝ってくれた友人さま方。 グリーティングカードを送ってくれた友人さま。 携帯メェルで祝いのことばをくれた友人さま方。 日記で祝ってくれた(笑)友人さま方。 直接祝ってくれた桜井さんと家族のみんな。 祝いの酒を酌み交わした兄さん。
たくさん祝ってもらって、明日がテストだという事実を忘れるくらい幸せです。 ありがとでした。
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