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■ ひどいオンナ。
今日の昼下がりの事でした。
みなとは休憩所のソファーの上で動く 小さなイモムシを見ました。
「やあ、これはきっとチョウチョウの幼虫に違いない。 こんなところでサナギになったら大変だろうな」
「そうだね」 「そうだね」
と、一緒の部屋にいた友人たちも言いました。
「よし。外に出してあげよう」と みなとは虫を紙ですくい上げて外に運び出しました。
少し歩くと ちょうどいいカベの隙間が見つかりました。
「ここなら雨も直接当たらないだろう。 この辺で逃がしておくか」
と、みなとはゆっくりカベに虫を移しました。
虫が元気に歩き出したので 立ち去ろうとしたその時です。
隙間に近い 雨どいのパイプの影から 何かの頭がすっと表れました。
夜の街灯に集まる虫を食べるヤモリです。
…なんか見てる。
めっちゃ見てる…。
ぱく。
「あぁっ!!」
みなとが休憩室に帰ると友人たちが
「どうだった?」「大丈夫だった?」と聞いてきました。
「結果的に…殺しちゃった…」と 外での話をする羽目になったのでした。
2008年05月08日(木)
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