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■ ラーメンで知る親孝行。
仕事帰りに寄り道 東京在住のS水姉さんに頼まれていたので 姉さんの実家に発表会のポスターを届けに行っておりました。 みなとです。
その時 転勤前にお世話になっていた 小さなラーメン屋さんが近くにあることを思い出し 食べて帰ろうとさらに寄り道しました。
おばさんとその息子さん(多分30半ば)の 二人で営んでるのですが
2年近く振りに行った今日は そのお兄さん一人が カウンターにいました。
「あー久しぶり。まだ同じ仕事してるの?」と 何とか顔も憶えててもらってまして 「昨日は昼に○○さんが来たよ」と 職場のおじさんの近況とかも教えてくれました。
でも
何かちがう。
少しお店が暗い。
厨房の奥の電気が まだ入りきってない。 でもそんな見た目だけなんかじゃなくて。
お店に入ってしばらく過ぎましたが
「おばさんは?」
の一言が どうしても言い出せずにいました。
注文したラーメンも食べ終わり ぽつぽつと話をしていると お兄さんがするっと
「かあさん去年おらんなったから」
と口を開きました。
去年の春に店の中で倒れて そのまま亡くなったそうです。
今いないのは きっと出前に行ってるからだと 信じようとしてたのに…。
仕事でバイクで走り回る私を お店に行く度に心配してくれてくれてたおばさん。
元気だったのに まさか自分が転勤した直後にそんな事になってたとは。 全然知らなかった事が悲しいです。
「やっぱりねぇ 親はいつまでもいるって思ったらダメだね」 とお兄さん。
いる間の親孝行は ホントに難しいですが 頑張らねばならんですね。
2006年10月02日(月)
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