本日の感想文。

2005年06月27日(月) 【サイトネタ】いろいろいろ思うこと。

 小説初心者……といいながら、文章を書くようになってから五年が経ちました。もう、初心者というにはおこがましいかも知れません。
 ネットで数多くの名作を生み出してきた諸先輩方も、諸々の理由でサイトを閉鎖され、去っていかれました。と同時に、まだ共に長くがんばっている人がいることは、とてもうれしいことと思います。
 振り返って我が身を評価すれば……中堅どころ、という感じでしょうか? まったく人気がないわけでもないけれど、飛びぬけて人気があるわけでもなく、高く評価をされているわけでもないけれど、それなりに評価をされている。……ってところかな? と思います。
 自画自賛すれば、作品数の多さ・意外とバラエティに富んでいるところ、更新の早さ、などが、人気かな? と思います。
 逆に作風が地味なのと、暗くて悲劇体質なので……ちょっと、受けないかも? などとも思っています。

 ですが……。
 私は所詮、受けようと思って作品を書いているわけではありません。
 読者のことを考えて書いてはいます。でも、喜んでもらおうとは思ったことは、ほとんどありません。
 なぜなら……作品はすべて、私の魂の叫びだから。なんちゃって。(笑)

***

 バラエティに富んでるとはいえ、私が書くものって、だいたい同じパターンなんですよね。テーマやキャラクターのタイプは重なっている。
 細かく分類したことはないけれど。きっと、私という人間すべてが出ちゃうんだろうなぁ? 多少は。
 とはいえ、私は【キャラをけなされた】などでは、たぶん腹立たない人だと思う。……ってのも、おそらく万人受けはしないぞ! ってところを意識しているからなんだと思います。

 精神的にまだまだ成長過程にある子供に、あまり過激なものを見せないほうがいいという意見がありますが、私もどとらかというと、その意見。
 というのは、個人差はあれど、年齢によって考え方・感じ方が変わるから。
 
 私の場合、おそらく小学生くらいまでは、ヒーローは完璧でなければならず、へたれたところがあったら許せなかったんですよね。
 それが今は……完璧ヒーローには何の魅力も感じない。むしろ、腹立たしくさえ思う。そこまでヒーローでいられる背景を考えれば気持ちが悪くなってしまうんですよ。
 ということで、私の作品には、完璧ヒーローは一人も出ず、完璧悪役もいず……。すごい我慢のならない人には、我慢のならぬ作品だと思います。
 でも、「どっちが悪い?」「どっちが正しい?」というジャッジのほかに「どうしたら納得できる?」「どうしたら解決できる?」ってことも考えなきゃならない。

 世界の平和を守るのは、完璧ヒーローではない。
 なーんて大げさなことを考えています。
 平和と正義の旗のもと、失われた命のなんと多いことか……。
 完璧ヒーローを求める限り、世界はなかなか平和にならないかも?
 本当の平和は、きっと死ぬことがこわい弱虫たちが、びいびい騒いで生み出されてゆくような、そんなかっこ悪い中から生まれてゆくんだと思います。


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