本日の感想文。

2005年06月25日(土) 爬虫類

やや執筆ネタです。
ここしばらく【竜神の末裔】を書いていて、連載を始める前までは
「もう書き終わったも同然!」
と思っていたのですが……まだ書き悩んでおります。(^−^;

このお話の視覚的ポイントは【爬虫類の目】なんですよね。
非常に悩んだのは、ファンタジー世界に「爬虫類」なんて理科的な用語を使っていいものやら? なのでした。
採用するのに悩みました。きっと賛否両論でしょうね。
でも、これはトカゲの目とか蛇のような目とかじゃダメなんですよ。
竜の目……誰か竜を見たことあるんかい?
大抵の人が読んで、
「ぎゃ! これは不気味で気持ち悪そう!」
って思うものでなければいけません。
普通の人って、どんなにかわいいよ……といわれても、蛇とかトカゲとか、嫌いじゃないですか? 鱗とか形がいやだという人もいるけれど、たぶん目なんですよ。あと、あのちょろちょろの舌。

これぐらい視覚的に毛嫌いされないと、やはり話になりません。
何か悪いことがあったら、そいつのせい! って思わせるくらいの。

でも、実は爬虫類の目といっても、色々なんですよね。
つぶらな瞳の蛇もいれば、細長い瞳孔を持つ蛇もいる。
トカゲも亀もそうで、全部一概にはこんなの……とは言えない。
で、ネットで色々写真を見てイメージを膨らませてみました。
結局、これがぴったり! ってのはありませんでしたが、時に綺麗な蛇がいるもんだな……と、ミイラ取りがミイラになりそうな……。
そういえば、同じ竜でもエーデムに出てくる鈍竜なんかは、黒くてつぶらな瞳をしていることにしています。(^−^)
性格も優しい温厚なイメージですね。

で、意外に蛇って愛好家も多いんですよね。
ネット販売も盛んのようです。
びっくりなのは『捕食シーン』などが映像で公開されていること。どうも、これが蛇を飼う醍醐味のひとつらしいです。
「きゃー残酷!」
って思う人もいると思いますけれど、私はわからないでもない。
怖いもの見たさってあるしな……。
でも、きっとそれが毎日かと思うと……さすがにダメかもしれない。

……結局。
竜人のイメージに合った目は、爬虫類の中には見出せなかったわけなんです。一番近いイメージで、金色の目に糸のように細い赤い瞳孔ってのがありましたが。
でも、それでもいいのです。
爬虫類の目……という言葉が生み出すイメージで、げげげ……と思う目を考えてもらえば。

爬虫類って本当に嫌なものの代名詞のようですけれど、綺麗でもあるんですよね。その証拠に、ちゃんと鞄とか靴とかベルトになっていますもの。
異形でいて、忌み嫌われていて、それでいて美しい……。
まさに、流緒ちゃんのイメージにぴったりなのよね♪




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