やや執筆ネタです。 ここしばらく【竜神の末裔】を書いていて、連載を始める前までは 「もう書き終わったも同然!」 と思っていたのですが……まだ書き悩んでおります。(^−^;
このお話の視覚的ポイントは【爬虫類の目】なんですよね。 非常に悩んだのは、ファンタジー世界に「爬虫類」なんて理科的な用語を使っていいものやら? なのでした。 採用するのに悩みました。きっと賛否両論でしょうね。 でも、これはトカゲの目とか蛇のような目とかじゃダメなんですよ。 竜の目……誰か竜を見たことあるんかい? 大抵の人が読んで、 「ぎゃ! これは不気味で気持ち悪そう!」 って思うものでなければいけません。 普通の人って、どんなにかわいいよ……といわれても、蛇とかトカゲとか、嫌いじゃないですか? 鱗とか形がいやだという人もいるけれど、たぶん目なんですよ。あと、あのちょろちょろの舌。
これぐらい視覚的に毛嫌いされないと、やはり話になりません。 何か悪いことがあったら、そいつのせい! って思わせるくらいの。
でも、実は爬虫類の目といっても、色々なんですよね。 つぶらな瞳の蛇もいれば、細長い瞳孔を持つ蛇もいる。 トカゲも亀もそうで、全部一概にはこんなの……とは言えない。 で、ネットで色々写真を見てイメージを膨らませてみました。 結局、これがぴったり! ってのはありませんでしたが、時に綺麗な蛇がいるもんだな……と、ミイラ取りがミイラになりそうな……。 そういえば、同じ竜でもエーデムに出てくる鈍竜なんかは、黒くてつぶらな瞳をしていることにしています。(^−^) 性格も優しい温厚なイメージですね。
で、意外に蛇って愛好家も多いんですよね。 ネット販売も盛んのようです。 びっくりなのは『捕食シーン』などが映像で公開されていること。どうも、これが蛇を飼う醍醐味のひとつらしいです。 「きゃー残酷!」 って思う人もいると思いますけれど、私はわからないでもない。 怖いもの見たさってあるしな……。 でも、きっとそれが毎日かと思うと……さすがにダメかもしれない。
……結局。 竜人のイメージに合った目は、爬虫類の中には見出せなかったわけなんです。一番近いイメージで、金色の目に糸のように細い赤い瞳孔ってのがありましたが。 でも、それでもいいのです。 爬虫類の目……という言葉が生み出すイメージで、げげげ……と思う目を考えてもらえば。
爬虫類って本当に嫌なものの代名詞のようですけれど、綺麗でもあるんですよね。その証拠に、ちゃんと鞄とか靴とかベルトになっていますもの。 異形でいて、忌み嫌われていて、それでいて美しい……。 まさに、流緒ちゃんのイメージにぴったりなのよね♪
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