| 2005年06月03日(金) |
【執筆ネタ】なんと! |
私は、文字を書かない人間です。 大学時代まではマンガを書いていました。 それも下手なので、作品になりませんでした。
……でも、かなり小さな頃から物語を考えるのは好きだったと思います。 まずはドリームな恋愛物(^0^; 意地悪ライバルが出てくるドロドロ系。 中学校時代から、ファンタジー系。 色々な種族を考えるのが好きでした。 エーデムの魔族なんかは、このあたりで生まれた私独自の種族で、他の人が考えている魔族とは、まったく違うものです。
でも、小説を書き始めたのは、21世紀を迎えてから。 なぜだろう? と思ったら、どう考えても文字を書くのが嫌いだったから……としか思えません。 なぜかものすごい力でペンを握ってしまうらしく、文字を書かなくなった今でも、両手親指と右手中指にペンだこがあります。 (両手……というのは、手が疲れて書けなくなるので、左手でも文字を書いていたから) キーボードも、未だにブラインドタッチではないのですが、ずっと文字を書くよりも楽で、書き続けることができるんですよ。 だから、今、書きまくっています。(^−^)
……ところが! そんな私も文字で作品を書いていました!
っていうのは、エーデムを書き始めていたときにものすごく乗っていて、やめられなかったんですよ。 で、メモにぎっしりと小さな文字で下書きしていたのです。 【森の人々】の頃には、小さなメモ紙サイズのノートに書き記していたんですよね。 実は、そのノートが突然出てきました。(^0^; 落書きのページに一部載せたこともありますが……忘れていました。
すごい懐かしいです。 内容がですね……。初めのほうは、何と【森の人々】のプロットになっていました。私はプロットを書かない人間なのですが……。 プロットなしで書いた長編がどんどん完結していく中、プロットを書いた【森の人々】が完結していないっていうのも皮肉です。 たぶん、頭の中で構築しきれてなかったので、プロットを書いたのだと思います。 そして、恐ろしいことに。 何と【森の人々】のラストシーンが、かなり完璧な状態で書かれてありました。(^0^;
*一部抜粋(そのまま)*
ニコルは激しい嘔吐に襲われた。大地に染み付いた毒素が、確実に自分を蝕んでいる。よろめいた。 小川に顔をつけるようにして、汚物を洗い流した。揺れる水面が少しずつ見えてくる。明らかに視力が回復している。 瞳に焼き付けられた森が、本物の森の姿に移りゆく……。 水は透き通っていて、底に輝く石までもゆらゆらしていた。ニコルは水をすくうと、口にふくんだ。かすかに甘味を感じた。 私は……あとどのくらい生きることができる?
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あ、まだニコルは生きているんですねぇ……よかった。(笑) もっとありますが、ネタばればれになりますので、ここまで。 いやぁ、いったいいつになったら、このシーンを書けるのでしょうか? (おそらくそのときにはもう少しマシな文章になるはず?)
他にも【陽が沈む時】の決闘シーン、【信じて……】のオープニング(麻衣は、そのとき舞子だったらしい)【迷宮にて】ほか、イラスト多数……。 世に出そうにないのは、シーアとサラの会話だなぁ……。つまり、ウーレンド・ウーレンの伝説です。 うわ、これ、捨てられませんね!(^0^;
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