ダーさんは近頃ゴルフにもはまっています。 「別にやりたくないんだけど、友人が誘うから付き合わなければならない」 この友人にすべての責任を転嫁しようというどうしようもない性格。 彼にかかれば、すべてが「しなければならない」なんですから。 で、私は5時に寝たというのに、7時に起こされて……。でも、10時ごろまた寝ました。(^0^; 33人中31位という最低な成績で帰ってきました。
私は本日、英語とフランス語のレッスン。 しかしまぁ、最近気力が落ちていて、まったく実になりません。 フランス語の先生ですが、一生懸命元気を出しているようですけれど、まだまだ立ち直っていないみたいです。 奥様に突然なくなられてしまったショックは、相当みたいなので、かける言葉もなくしてしまいます。
さて、びっくり……というのは、帰りに駅の階段から落ちた人を見てしまったことです。 (@@; 私は音がしてから見たので、それほどすごいところを見ていなかったのですが、一緒にいた友人が一部始終を見てしまいました。 かなり上のほうから、転がり落ちるように落ちてきたらしいです。 私が見た感じでは、足を滑らせたかなにかして、しりもちをつくような形で、でも、後頭部を激しく階段にぶつけながら落ちて来たような気がします。 あ、あ、あ……という感じで、周りの人も呆然。 起き上がる様子がないので、そろりそろり、と、人が集まっていました。 その激しい落ちっぷりをまともに見ていた友人は、 「これは駅員さんに言ったほうがいいんじゃないかなぁ?」 といって、走り出しました。 私のほうは、そうだなぁ……と思いつつ、頭が働かず、しばしぼうっとしていました。 でも、徐々に集まってきた人が動かそうとしていたので、思わず 「今、人を呼びに行きました! 下手に動かさないほうがいいと思います!」 と、叫んでいました。 意識はあるようなのですが、まったく動けないようですし、よく見ると頭から血が出ているようです。 本当はどうしたらいいのかはわからないのですが、頭を打っているときは動かさないほうがいいと聞いたことがあるような……。で、ついそう叫んじゃったのでしょう。 でも、ちょうど階段に寝ているような感じなので、横にしたほうがいいのかも? いや、まてまて……。頭から出血しているわけだから、頭を低くしたらますます血が出るよなぁ? などと。
駅員さんが走ってきて、どうやら救急車も呼んだみたいなので、私たちはそのまま列車に乗って去っていきました。 だから、その後どうなったのかはわかりません。
ただひとつ、わかったことは……。 私は、どうもこういう場合に対処する能力がなく、呆然としてしまう人のようです。 本当にこういった場合、人って人それぞれの動きをするんだなぁ……と、後から思い出すと、不思議でした。
まずは、駅員さんをすぐに呼びにほうがいいと思い、その行動にとっさに出られた人は、私の友人だけでした。 その後、駅員さんが来る寸前に、たまたま通りかかった人が、「これはすぐに人を呼びに行くべきだ!」と、叫んで走り出しましたが。 遠巻きに囲んでしまう人がほとんどで、その人たちも何かしなくちゃ……とは思っているのですが、私同様にぼうっとしてしまったようです。 女性がひとり、話しかけたりしていました。 また、少し知識があるのか、それとも動揺のなせる業なのか、別の男の人が倒れた人の靴紐を緩めていました。 あと、学生服を着た少年が、散らばった荷物を集め、アタッシュケースの中から飛び出した書類を綺麗に整理して、きちんとしまっていました。呆然としながらも非常に丁寧な仕事ぶりで、不思議なくらいでした。 きっと、何か力になりたいのだけど、何をしていいのかわからず、自分ができそうなことをしよう……と、とっさに行動に出たのでしょう。
倒れたおじさんは、大荷物でした。紙袋やらアタッシュ・ケースやらを持っていましたが、サラリーマン風には見えませんでした。地方から出てきた人かもしれません。 時間も遅かったので、もしかしたら列車の中でお酒でも飲んで、少し酔っていたのかもしれないし、疲れでよろめいたのかもしれません。 まったくの不注意かも知れないし、誰かとぶつかった勢いで、かも知れない。 でも……。 よく考えてみたら、この駅の階段ってすべり止めがないんですよね。 固い石材でできた階段。しかも、色が白っぽいので、踏み外す危険性もあるかも? エスカレーターもあるのですが、初めての駅だったらばわからないし、降りる時は階段を使うっていう人も多いですよねぇ。 今までまったく気にしたことはないのですが、足腰の弱った人や目が悪い人には、ちょっと怖い階段かも知れません。
たかが階段、されど階段。 皆さん、階段には気をつけましょう。
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