| 2005年02月22日(火) |
突然ノストラダムス。 |
今日、寒い中、ぼけっと信号待ちをしていたら……。 突然、ノストラダムスの大予言を思い出しました。
全然脈絡ないんですが、ぽわんと頭に浮かんだんですよ。(^0^;
……ノストラダムス。知らない人はいないよねぇ? 1999年に人類が滅亡する! という予言です。 2005年の今になったのですから、この予言は間違いでした。 で、誰も騒がなくなっちゃいました。
でもですね。 私が学生の頃は、50%の人が本気で信じていたんですよ。 そのうちの25%くらいは怯えていたし、さらにそのうちの数人は悩んでノイローゼになったり、海外では自殺者も出たりしたものです。 授業中、メモが回ってきて「ねぇ、人類は滅亡すると思う?」なんて、真面目に話題にしていたんですから。
当時、ノストラダムス関係の本は、出るたびにベスト・セラーだったと記憶しています。怖くて眠れなくなる子が続出です。 確かにですね、文章が、煽り方が、かなり上手いんですよ! 手に汗握ります。 世紀末の末期的なイメージもあって、人々の不安感を揺すぶったんでしょうね。 実は、70年代にはすでに【ノストラダムスの大予言】という映画まで作られていたんですよ。私は見なかったですけれど。 すごい長年にわたって、この予言は信じられていたんですね。 2000年になって、一気にパワーダウン。 しかし、実はノストラダムスは1999年という年号を出してはおらず、滅亡するとも書いていないんですよね。 研究家が、その謎めいた文章を分析して、そのように解釈しただけで。 だから、それまでの予言だって、当たっていないのかもしれない。解釈次第で何とでもなるんですよ。 「実は、運命の年は20○○年だった!」などと、もう一度日の目をあてようとした人もいるみたいですが、やはり不安感を煽るには1999年という数字的に不安定な感じの年じゃないとダメみたい。
ふっと交差点に立って……。 あの人もこの人もその人も。 多くの人々が、若かりし多感な頃を、常に滅亡の危機を抱いて過ごしていたとは……なんか不思議な気がしたのでした。
***
【北の零年】でアイヌが出てくるのだけれど、ちょっとヒーローなんです。 とある感想で、もっとアイヌのことを掘り下げて欲しかった……とありましたが、同感です。が、仕方がないかなぁ? とも思いました。 舞台になった静内には、シャクシャインというアイヌの英雄の像があります。 和人(本州から来た日本人)とアイヌは、戦うことになってしまうんですね。 皆仲良く……って、本当に難しいことなのだなぁと思います。
小論文のテストに「アイヌ民族とインディアン問題を比較し、論ぜよ」という「はい? なんですかぁ???」みたいな問題があったことを覚えています。 確かに、似ているところはあるようです。 サンクスギビングデーの由来が、アメリカ移民に先住民が手助けをしたことから始まっていると聞いて、ちょっと胸が痛いです。
パリの街は、フランス人がかなり少なく感じます。移民が多いからです。 札幌に帰ってきて、もしも札幌がパリと同じくらいに、いろいろな国から来た人たちが生活するようになったとしたら……と考えます。 もちろん、当時とは状況が違いますけれども、文化の違いによるトラブルとかも起きるでしょう。 そうならないためにも、英語を勉強……しているわけじゃないんですがね。 (^0^; まぁ、文化の違いとか、お互い尊重しあえる人間になりたいわけです。
アイヌで思い出しました。 実は、小学生の頃、アイヌが主人公の本を読んだことがあります。 でも、当時の私には難しすぎて途中で挫折しました。 題名も覚えていません。 内容は、択捉か国後が舞台で、弓の名手である主人公なのですが、ケガをして弓を引けなくなる……までは読んだのです。 たぶん、その後、暗い展開になりそうな……。 当時は読めなかったのですが、今なら読めるだろう。 が、タイトルも作者も何も覚えていない! 知っている人がいたら、ひそっと教えてください。
|