今日はいい天気ですねぇ……。 我が家から、恵庭岳の勇姿が見えます。が、時々雲がかかり、かすんで見えるのは、山の天気が刻々と変化するからでしょう。 北に目を向けますと、冬になってから生じた白い山が見えます。 山というか、丘ですかネェ。最近の大雪で、私はすっかり雪捨て山かと思っていたのですが、旦那いわく「モエレ公園の丘」らしいです。 春も夏も秋も見えていたはずなのですが、真白になって、はじめて私の目にとまったみたい……。(^−^; そんなこんなで、アタリは雪だらけ。 9階から見える家々の屋根には、こんもりと白い雪です。 中には、屋根と地面が繋がっちゃっている家も?
と、雑談はここまでにして、今日のお題です。
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「その言い方はポライトか?」 と、よくフランス人の友人に聞かれました。 「これは少しポライトな言い方です」 と、よく英語の先生が口にします。
ポライト=polite とは、丁寧な、礼儀正しい、という意味です。
つまり、砕けた言い方か? それとも丁寧な言い方か? を、意外と外国の人は気にするみたいです。 私は、敬語は日本語のみのもので、英語にもフランス語にも、丁寧な言い方などないのかと思っていました。そんなバカな……ですね。 確かに、日本語の敬語は他の国の言葉に比べて複雑かもしれませんが、礼儀あるところに、礼儀に適った物言いはあるものです。
で、思ったのは。 「言葉覚えるのって大変だから、とりあえず丁寧なほうで覚えておけ……」 (^0^;
ちなみに、人と話すことで独学で言葉を覚えた人は、このポライトな言い回しが苦手なようです。どうしても、日常使っている言い回しで覚えてしまう……。 文法もさっぱりわからないけれど、なぜか話は通じますっていう人は、けっこういますね。
丁寧な言葉とは、また少しニュアンスが違うのですが、テレビなどでいきなり自分の意見を方言を使って話し出す人がいます。 確か、前にとある政治家に対して、そのことを書いた覚えがあるのですが……。正直、あまり気分がよくありません。 通常の話をしている時はいいのです。 親しみやすさ、とか、力強さ、とか、そういった表現のつもりで使っているのでしょう。自分の個性のつもりかもしれません。 そういう効果は高いと思います。 でも、日本の国の政策を国民に投げかけているときに、自分のお国言葉とは、ちょっと違うのではないか? と、私は思ってしまうのです。
「私は大阪出身やから、関西の言葉であんたらわかれよ、日本の国はこれからこうこうこうあるべきやねん」 関西弁の使い方間違っていたらごめんなさい。 私は、関西にはあまりいったことがないので、テレビなどで聞くだけなもので。(^−^;
方言が悪いというわけではありません。 使う場所が違うと言いたいのです。 もしも海外旅行に行って、なれない場所で困っているところで、 「ハロー」「サンキュー」と言われるのと「こんにちは」「ありがとう」と言われるのと、どちらがうれしいでしょうか? 相手のことを思い、相互理解をしたいと思えば、できるだけ相手に近い言葉で話しかけようとするものだと思うのです。 私は日本語が大好きですけれど、相手が英語を話すと思えば、片言でも英語で挨拶しようと思います。
本当に視野の広い政治家ならば、自分が日本の国の政策を他の人に訴えるとき、お国言葉は使わないのではないかな? と感じる所以です。 もちろん、ある程度お国言葉も共通化されてきた……っていう部分はあると思いますが、それを武器にするのは、やはり押し付けを感じてしまうのです。
時に、言葉の使い分けはその人の二重性を感じて嫌だ、と思う人がいますが、私はそうは思いません。 時と場合によって、言葉を使い分けるのは、当然……というか、優しさだと思います。 自分のまわりで日常的に使われている言葉が、一番親しみやすい言葉だ、と信じるのは、少し危険なことかもしれません。
で、私は出来るだけ初めての人と話すときは、共通語で丁寧な言葉を使っているつもりなんですが……。 「道産子ですね?」 なぜわかるんだろ? (^0^;
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