本日の感想文。

2004年09月17日(金) 落書きとゴミ

旅行して気がついたこと。
パリに帰ってきて思ったのだけど、モロッコには落書きがない。パリには落書きがある。

まぁ、いたるところ落書きだらけなのです。パリは。
地下鉄の線路沿い、高速道路の看板の裏、工場、家、壁、いたるところに落書きです。
正直、慣れるまで嫌な感じでした。
ゴミもポイ捨てだから、あちらこちらに落ちています。禁煙のはずの地下鉄構内にさえ、煙草の吸殻が落ちています。線路上には、ビールの空き缶さえも。
(^^; 神経質な人は、うぐぐ……と思うでしょう。
「これが、花の都ですか?」って思うと思います。

しかし、我ダンナは、このだらしなさが心地よいらしいのです。
携帯の灰皿を持ち歩いていたほど、煙草のマナーにはうるさかったくせに、今はポイ捨ての幸せを味わっています。
喫煙者にとって、自由に煙草を吸える喜びは格別らしく、最近はくわえ煙草で歩いたりしています。
カフェのカウンターで煙草をすい、そのまま床にポイ! なんて、私は許せないと思うのに、ダンナはそれを「かっこいい」というのです。
ということで、ダンナはパリが大好きなのです。
ちなみに、日本のダンナの職場のある街では、新しい条例で煙草ポイ捨てに罰金だそうで……。ポイ捨ての癖を直せるのかしらねぇ?

で、イタリア旅行に行ったとき。
ローマは、パリと同じように落書きとゴミが多いです。
でも、ダンナ曰く、ローマはくつろげないというのです。
その一番の理由は、地下鉄の落書き。
まるでペンキをぶちまけたようにひどいのです。
ここまでくれば、私は楽しいと思うのですが、ダンナには許しがたいようでした。
窓も落書きだらけで駅名が見えないうえにアナウンスもないから、乗り降りが大変です。
しかも満員で、さらにスリばかり。パリにもいるけれど、ローマはさらに悪い。
二人で話した結果「ローマはパリより治安が悪いね」ということになりました。

で、モロッコ。
ほとんど落書きがないんですよ。
ゴミは多いのですけれどもね。……というか、田舎ではゴミの中で生活しているの? と思えるほど、ゴミだらけです。
でも、治安が悪い感じはしませんでした。もちろん、パックツアーでしたから、そのような場所に連れて行かれなかったというのもありますが。
とはいえ、カサブランカには少し落書きがありました。
物価が違いすぎるので物売りはしつこいのですが、スリらしき人もいず、夜も女性の一人歩きができるほど。
ほっとしました。

パリに帰ってきて、ふっと、線路ぞいの落書きを見て思いました。
旅行客がここは安全そうだ、と判断する基準に、絶対に『落書き』があるなぁ……と。
落書きは文化だ! という人がいるかも知れませんし、アートだ! という人がいるかも知れません。
でも、やはり落書きが多い街は、治安が悪そうに見えます。
想像してみてください。
夜、一人で電車に揺られていて、回りに人が数人。その車両がきれいなのと、落書きだらけなのと、どちらが安心できるでしょう?
窓やシート、壁に何か書かれている車両は、あまりいい感じがしないものです。
しかも、落書きがナイフで削っているものだったり、スプレーか何かでなぐり書きだったりすると、本当に身の危険を感じます。

落書きは、治安の良し悪しのバロメーターです。
もちろん、これって私だけの感覚かも知れません。
でも、街の第一印象を計るとき、絶対に落書きは大きいのです。
落書きで街の美観を損ねることも大きいですが、それを阻止できない、もしくは追いつかないという行政面での整備も及んでいない感じがするのです。
つまり、無法地帯化した地区というイメージが浮かんでしまいます。

ということで、落書きはどんなに上手でもやはり嫌だな……と思うのでした。
落書きする人は、きっと、自分の住む街が嫌いなんだろうなぁ。
という私は、教科書は落書きだらけでした。きっと、勉強が嫌いだったからだろうと思います。
(^^;


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