| 2003年05月19日(月) |
【執筆ネタ】改稿候補 |
【エーデムリング物語】は、大幅改稿をもくろんでいます。 今のところ、オープニング【赤に染む】【水晶門】(ここは何回書き直したか……)【銀のムテ人】の一部を改稿中です。
一番の悩みどころが【水晶門】なんですよ。あそこはアップするまでに何回書き直したかわかりません。ギルティの告白シーンですね。(^^; やはり、赤面するほど恥ずかしいシーンではないですかっ!!! それと、ただ語らせるのはつまらん。。。何かさせたい。。。って、いやらしいことではありません。念のため。
この下は【銀のムテ人】改稿部分の推敲前原稿です。 メイキング・ネタ好きな方、ギルティが好きな方推奨。【エーデムリング物語】を読んでいない方は、ちんぷんかんぷんでしょう。 ギルティが、自分の正体を知っているらしい……ということで、仲良くなりつつあった二人の間に気まずい空気が流れ、そのあとのシーンです。
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メルロイを避けるようにして、ギルティは夜更けに星を見ていた。 そっと扉を開けて、メルロイは勇気を振り絞って近寄った。 でも、声はかけられない。彼の周りの空気は張り詰められていて、メルロイはどうしても踏み込めない。言いたいことは、山ほどあるのに……。 星はまるで降ってくるように見えて、見あげているギルティは泣いているのか? とさえ思えた。 その様子をこっそり見つめていたが、しずかに後ずさりして、小屋に戻るしかないようだ。 「メル」 驚いた。ギルティは後ろに目でもあるのだろうか? 後ろに引いた足をそのままに、メルロイは雷にでも打たれたように立ち止まった。 「明日、あのムテ人を埋葬してあげよう」 メルロイには意外な提案だった。 ギルティにとって、彼は死んでいて都合のよかった人だったはずだ。なんだかうれしい気分だ。何か言おうと思っていた言葉を、メルロイはすべて飲み込んだ。 「うん」 小さな返事だけを返す。何か余計なことを言って、彼を苦しめたくはない。 かえってそのことが彼の心を不安にしたのか、ギルティはふりむいた。 メルロイが想像していた表情とは違った。 彼は、いつもと同じだった。 「どうした?」 「……いや、どうもしない……。ただ、君が泣いているのかと思って……」 「誰もがおまえと同じ泣き虫だと思うな」 また、余計なことを言ってしまったのかもしれない。ギルティは再び星を見上げてしまった。
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