三崎綾+☆ 綾 姫 ☆の不定期日記

☆ 綾 姫 ☆

幸せの価値観
2003年12月17日(水)
健康で病気知らずなのが幸せですか?
だとしたら、私みたいな病気の持ち主は不幸なのですか?

私はそう思わない。

貴方は誰かに必要とされて居ますか?
そして、貴方のようになりたいと言って貰えますか?
他人からみたら、アスピリン喘息・精神性疾患を持ち、
医療ミスでの後遺症で糖尿病になった私は、不幸に見えるのでしょうか?
薬を飲む度に、発作の心配をしてビクビクしている私は不幸でしょうか?

私は、私にしか出来ない事があり、私だから言える事がある。
貴方にはそう言い切れる事がありますか?
私にしか出来ない事がある。私だから言える事があると。

お金がいっぱいあって健康があれば、幸せなのでしょうか?
私はそう思わない。


糖尿病になって、大量のインスリンを投与するようになって、
アスピリン喘息になって、薬にビクビクしても私は幸せです。


インスリンが必要な身体になった事を受け入れる事、
薬のアレルギーで命が取られる身体になった事、
満足に投薬治療が出来なくなった事、
それをすべて受け止める事は、精神的にすごく辛くて悲しい事だった。
こんな身体で。。。何度も思った。
それを前向きに考えられるようになったのは、過去と今との生活を比べた時やった。

お金はいっぱいあった。使っても使っても無くならないほどあった。
人を顎で使い、大勢の人に囲まれ、何不自由の無い生活もした。
でも。。。その頃の私は今とは比べられないほど。。。不幸だった。

私は病気〜私は不幸。。。そんな事を言ってて何が楽しいのん?
それで幸せは寄って来てくれると思う?
幸せは自分で掴む物で、人に与えて貰う物じゃ無い。

命があるだけで、何度でもやり直し出来る事を知って欲しい。
今居る場所で下を向いて、私は不幸だと言い続けても、
誰も助けてくれない事を知って欲しい。

受け入れる強さ、それをプラスに変える強さ。。。
私だから出来るんだと言う人が居る。本当にそうか?
誰でも出来ると思う。価値観さえ変える事が出来たら。。。


今の辛い境遇は、何時か生きる力に変わる。
今の気持ちは、人の傷みの解る人になる為の勉強だとしたら、
こんなに安い物は無いと思う。
私は、人が経験したくても出来ない事を、いっぱい経験したと思う。
良いことだったのか悪い事だったのか判断出来ないけど。

その経験は、私の生きる力になり、人を支える力となって、
私に全く違う人生をくれた。

切り開こうとする時、人は必ず大きな壁にあたる。
切り開きたい事が大きければ大きいほど、壁も分厚く固い。
手にいっぱい血豆を作って、血の涙を流して、血の汗を流して。。。
気がついた時には、全く違う価値観が産まれて来る。

何もしないで、文句だけ言う事は簡単な事で、
同情して優しい言葉をかける事も簡単な事。そんなものを貰って嬉しいか?


無理しないで、ぼつぼつと行こう。。。この言葉の裏に何があるのか、
少しは考えて欲しいなぁ。