三崎綾+☆ 綾 姫 ☆の不定期日記

☆ 綾 姫 ☆

死刑
2003年08月29日(金)
付属池田小事件
何時ものように「いってらっしゃ〜い♪」「いってきま〜す♪」
そう言って登校した子供が、帰って来たら冷たくなって居た・・・
地震なら諦めがつくのか?交通事故なら諦めがつくのか?火事なら?水害なら?
何であったとしても諦めなんかつかない。だがこの事件は余りにも酷い。

一方では、自分のお腹を痛めて産んだ子を、
愛情をかけず、虐待して、ネグレクトをして・・・最後には殺してしまう。

親の愛情を感じられず大人になり、子供の愛し方が解らない人が多いのも事実。
私も、母親に捨てられて性的虐待を受け、心に消せない傷が出来た。
子供は大嫌いだった。
妊娠出来ない身体と知った時には、悲しみ半分・ほっとしたのが半分だった。
妊娠が解った時、「この子を愛して行けるのだろうか」不安がいっぱいだった。
辛い妊娠期間・微弱陣痛・帝王切開・・・泣き声を聞いた時、
「世に出した以上、精一杯愛して行こう!!」と思えた。

こんな身体だけど、自分の出来る範囲では精一杯やって来た。
これから先もそれは変わらないだろう。
人と比べて、我が娘は幸せなんだろうか?
もっと丈夫な身体の母親から産まれた方が、娘は幸せだったのでは?
そんな事を何時も考える。でも子供は親を選べない。
私の所に縁があって産まれて来たのだから、
自分の出来るだけの事は精一杯してやろう。それは当たり前の事。

自分のお腹を痛めてこの世に出した命。
自分の血と細胞と栄養を与え、10ヶ月大切に育てた命。
それを何で殺してしまうことが出来るんだろう。
反面、こんな思いをさせるくらいなら、娘を殺して私も死のう。
そう思った事もある・・・これも事実なのだ。

当たり前の日常の中で、ある日突然子供が死ぬ。
そこに居るのが当たり前だったのに、突然居なくなる。
前触れも予告も無く取り上げられた温もり。
付属池田小事件でお子さんを亡くされた方々の気持ちを考えると、
心中穏やかでは居られない。

死刑判決は出たが、犯人が死刑なのは当然だが、
死刑になったとしても、子供は帰って来ないのだ。
死刑にもランク付けをして、一瞬で死なす・じわじわと死なす・殴り殺す・・・
どうせなら・・・愛する子供を失った家族が、少しでも気の済む方法で死刑を。
外国のように公開死刑でも良いくらいだ。
何が死刑制度廃止だ。
自分の子供を同じように殺されても死刑制度廃止と言えるのか?!


だが、他にも死刑にされるべき人達が居る。
母親が子供を安心して育てる事の出来る世の中に、
母親に余裕が無くても、子供が安心して生きられる世の中に、
学校や幼稚園がもっと安全な場所で、メンタルケアまで出来る場所に・・・
今まで国を支えて来たお年寄り、これから国を支える子供達が、
安心して生きられる世の中に・・・

そんな世の中に出来ないくせに、国民からの血税で高額な給料を取って、
自分達の勢力争いをして居る「くだらない奴ら」
そんな奴らこそ、死刑にされるべきであろう。


ちょっと暴言かも知れないが、これは率直な私の気持ちである。