「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2007年04月13日(金) ゆきやなぎれい詩 やなせ・たかし絵 うたをうたってあげたい

ゆきやなぎ れい 詩 
やなせ・たかし 絵 
うたをうたってあげたい
装丁:やなせ・たかし
サンリオ 
1978年 初版 1979年 4刷


を読了。

今混声合唱団コール・エッコで
ゆやなぎれい作詩
萩原英彦作曲の
混声合唱組曲「深き淵より」を
歌っているので
この曲の元となった詩画集
「うたをうたってあげたい」を
日本の古本屋のサイトから
見つけ出して購入。

ようやく読むにいたりました。

想い出にならない想い出
雪の音
夜ふけのコーヒーのかおり
いえすへの こうぎ
うたを うたって あげたい

の5曲は
いずれもこの詩画集から
採られていましゅ。

今「いえすへのこうぎ」を
練習していましゅが
この詩集の中では
異色の詩でしゅ。

「わたしは あなたに こうぎする
あなたの とくべき こと なすべき ことは
あなたは ひとりの おとめをこそ
だれよりも けんめいに あいして みせるべきでは なかったか」

と結ばれていましゅ。

この詩があるので
あるクリスチャン(カトリック)の団員は
歌いたくないといい
別のクリスチャン(プロテスタント)の団員は
この組曲を強く推しました。

ところで「ひとりのおとめ」とは
マグダラのマリアのことでしょうか?
誰か教えてください。

それはともかく
この詩画集
全編素敵な詩で
あふれていましゅ。

第3回「詩とメルヘン」賞を
受賞したゆきやなぎれいを
やなせ・たかしは手放しで
ほめちぎっていましゅ。

そして彼女の詩集の絵を
自ら描いていましゅ。

この詩画集を読める幸せ
かみしめていましゅ。


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