2008年01月13日(日)  映画「STEALTH」

ステルス・STEALTH
2006年・アメリカ映画
空母Abraham Lincolnが出てる。
あれ、原子力空母じゃなかったけ。


本日の日曜洋画劇場でした。
…ってこの国で見る映画は全部洋画だ(笑)

テロ対策、といってUSNAVYが世界各地を襲撃してますよ。
お前がテロじゃ、と言いたいアンチ米の私。
内容は…

まるっきし戦闘妖精雪風じゃん。

言うてしまうと、最新鋭無人戦闘機が暴走して露西亜を攻めてしまう映画です。

アホや…アホや…!
そりゃ昨今、米vs他国なんて映画作れないけどさ。国際情勢的に。
無気力なコンピューターと会話するパイロットが痛い。
「命令に従え!お前は俺の横に居ろ!!」
どんなに熱く言うても聞いてませんよ、コンピューターですから!

3人パイロットがいるんだが、白人・黒人・女性とまぁ、死亡フラグが簡単に立ちますよね、この顔ぶれ。(もちろん残ったのは白人ですよ)
最後の最後のヒーローは一人、っつうのが何かむかつく。
みんなで仲良く編隊組んで倒せば良いのにさ!
黒人パイロットは早々に山にぶつかり死亡。
女性パイロットは機体損傷で北朝鮮上空にて緊急脱出(もち機体爆破)

そういや、あんた!
離陸したのはフィリピン上空で、カザフスタンを襲撃、その後ロシアへ進出。
んでもって、北朝鮮上空でエマージェンシーですぜ…。
世界の空は米国の物か??
なんか見ててむかつく。テロと名が付けばどこの国でも行って叩くつもりか?
一緒に見てたオーナーに文句を言うと、
「それがアメリカよ」(オーナーも若干反アメリカ)
そうだ!これがアメリカンムービーなんだ!
こんちくしょう、世界はお前らのもんじゃねぇぇえええぇぇ!!
(一体何の映画を見ているのか分からなくなる)

無人戦闘機が空中給油機を撃墜する所なんて、あれだ、バンシー撃墜の話だ。
給油プラグ(?)に接続したのは良いけど、給油させてもらえなくてぶっ壊して油を垂れ流させて、無理矢理給油するのには吹いた。
空中で気化した燃料にすぐ引火するよアンタ!
露西亜領空進入後、ロシア機にスクランブルされて、それ撃墜するしな!
おまっ!Suがぁぁぁぁぁあああぁあ!!(戦闘機に関しては露西亜贔屓な私)
アホー!米のアホー!!共同戦線張れよ!!(無理だよ。国家機密だよ)

さて、北朝鮮に降りてしまった女性パイロットですが、それを助けに白人パイロットと正気にもどった無人戦闘機が協力するわけですよ。ど…どこまで雪風に影響受けてるんですかぁぁ!機械生命体だっけ?なんだっけ?対露西亜戦してるときも、雪風ターンしてたしさ。…ちっ、実写にするんなら、ブッカー大佐出せよ、ブッカー!(問題が違う)

上司に「戻ってこい」と言われて、
「She is My wingman!」とか言うてる場合じゃねぇよ。
国の機密は良いのか?女を取るのか?
ぐあぁぁぁぁ!ダメだぁぁ!そこでラブロマンスを入れるなぁぁ!
ラブとメカを混同して良いのは、ロボアニメだけだぁぁぁぁ!

マニューバシーンは文句ない。
格好いいよ、確かにな。そこは認める。
だが、内容は……うーん。
これなら雪風見てる方がいいな。まるっきりSF、別次元だから。
これ、無理して現実世界と結びつけすぎだよ。
世界情勢描きたいならもうちょっと考えて欲しかったね。
まぁ、娯楽映画だからしょうがないのでありますが。

…そうか、そうだ。
娯楽映画に何をムキになって政治批判してるんだ!(違)
しょうがないじゃん、娯楽映画なんだから、米国のタンカーが中央アジア上空に常設でも!
コレ作った人達、多分、世界の空は米国の物だと思ってるんだから!
…いやー「TOP GUN」を越える飛行機映画はなかなか現れませんねぇ。

戦闘機好きな私がドキドキしながら見た訳ですが、
文句ばかりの素敵な映画でした( ^,_ゝ^)ニコッ
それでも最後まで見てしまうのは、あまりにもストーリーが突拍子無く、
突っ込みどころ満載だったからであります。
…あそこまで規則違反したら首だろ、おかしいよ。
ていうか、ロシアや他国に対する謝罪はないのか(そこまで描く暇無し)
テロ相手なら何やっても良い様な描き方は怖いですよ、米国…。

というわけで、飛行機の機動見るならおもろい度☆☆☆★★




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