今週で終わりなので一人レイトショー。 映画の日だってのに観客が数えられるくらいしかいなかった。 そのうち一人映画は半数ほど。 そんなもんか… さて、あらすじと素直な感想。 コンスタンティンがモテモテ。 ガブリエルたんとルシファーパパに萌え。 それだけだ! というのもあんまりなのでネタバレ込みで真面目に書きます。 これから観る予定の人はスルー推奨。 反転。 ------------------ 天国と地獄も存在を知っているくせに信仰心のない男、コンスタンティンが主人公。職業はエクソシスト。信仰ないくせに天国行きたがっている元自殺者。 天国と地獄の狭間に人間界があり、天使と悪魔が小競り合いをしている、という世界設定は日本の漫画ではかなり使い古される。なのでまったく期待していませんでした。絵面だけ見るとかなり好みなんだけど、ダメな予感がしてしょうがなかった。監督がPV出身というのもちょっと腰引けていた要素の一つ。だって、PV出身の人らってビジュアルだけなんだもん…orz 映画全体の印象は地味です。CGバリバリ使ってるのに色が抑えめだからか地味。アクションも地味。世界を救うというマクロな話のはずなのに、主人公が身勝手な男であるということと、登場人物が少ないということでとてもミクロ。ただ、派手好きな人には物足りなく感じるだろうし、地味好きな人にはCGなどが余計に感じるかも。そんなバランスの映画。 ストーリーモチーフはおそらく受胎告知。だからウリでもラファでもミカでもなく、ガブリエルだったのでしょう。ヒロインの腹割いてアモン引っ張り出そうとするのは「神の子」ではなく「悪魔の子」を産み落とすというキリスト誕生の逆バージョンですな。 そのガブリエルがー! 中性的な容姿が素敵すぎー! とても素直な性格も逆の意味で人間味がなくていい。 そしてパパー! ルシファーパパー! おいしすぎる…! パパ大好きだよ、パパ。 ストーリー展開にやや強引なところがあったけど、まあ、パパに免じて許してやります。 黒スーツ黒ネクタイのキアヌはかっこよかったし、十字架刻んであるメリケンサックには笑ったし、なかなか良作ではないかと。だってさ、コンスタンティン、普通の人間なんだもん。道具を駆使して戦うけど、全然普通。超人的なパワーなんて欠片も無し。土壇場でバカ力出すこともなし。そのわりにメリケンサックでベルゼブブぶん殴ってたけどね。 少なくとも私はマトリックスより好きです。こういうのすげぇ好きだもん。ヒーロー物じゃないからなお良し。 と、そんなわけで、映画の日\1000分は損しなかったと思います。
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