恥部、あるいはひとつの青春

であった、わたしのどうじんデビューとなった漫画の外伝をとうとう読みました。文庫版で上下巻で出てたのと、ともに外伝は、いいよ・・・・!といわれてたのと、1巻リアルタイムで読んでて本編よりすきだなーとおもってたので。(しつれいだな)
10年近く越し、か?さいゆうき外伝です。
ていうかたった今読み終わったんですが。ていうか号泣したんですが。ていうかなんだこれ、ものすごいよかった。ものすごいよかった。ものすごいよかったよ・・・・・・・・・・・・。
ネタばれになりますが、最後にジープかああああああああってなった(途中で気付かなかったのか)なみだがぼたぼたたれました。もうなんだこれ。ほんとすごいよかった。それしかいえない。
解説を読むにものすごい長期連載だったようですが、後半は画面運びが神がかってました。途中までこんぜんはすげー中心人物なはずなのに若干傍観者かってくらい空気だな・・・とかおもったんですが、佳境になるにつれなんかもう自分自身の過去の情熱がフラッシュバックして大変でした。すっごいなんどもこんぜんがこだわっていたことが本編に続いてて胸がはっとした。
あとてんけんが愛し合いすぎててはっとした。
はっかいはかなんのことすごいつらい思いをしたんだろうけど、でもだからこそごじょうに会えて、隣に帰ってこれてよかったねってすごいひどいはなしですけど彼の壮絶な最期のときにおもいました。
ああーだめだ。このふたりすきすぎる。そしてプラトニックだったら吐き気がするほどもえる。
そしてけんれんがどうしようもないほどいい男すぎる・・・・
あとこんぜんがこの貴族官僚!て詰られるシーンでふるえた。
こんぜんのあのすごい自分のふがいなさにぐるぐるして決心してごくうをすごくすごく大事にするのがほんともう、よかった・・・・コンパクトにまとまってるのと育ちがいいからものすごい素直だよね。
あまりにも外伝がよすぎて本編見なおそうかなっておもったんですが、こんぜんの後に三蔵見たら子供すぎていらっとしそうな自信がすげーあるぜ。あと読みながらひとりで、よかったね、よかったね・・・・とか言ってそう自分。はじまりのはなしだもんね。
そして怖くて触れられないくらいごくうがかっこいい。
ごくうは成長しないのかな・・・・本編はでもちょっとおっきくなってるよね。まあ、500年経っててこんくらいか・・・っていうくらいですが・・・。
さんぞうが40歳くらいになってごくうが見た目17、8くらいになったらわたし完全に93だなっていう思いが胸をしめるんですけど。

外伝は単独で見るとまぎれもなく悲劇ではあるけれど、下巻(3〜4巻)の圧倒的な力強さが未来に続いてるんだとおもうとほんとになける。そして生まれ変わった彼らはたしかに根っこは同じなんだろうけど、この3人とはまた全然違うひとたちだなとおもうにつけ、外伝の4人ほんとすきだなとまた涙がとまらないわけです。



ああー・・・・・・だからこわくてよみたくなかったんだよ・・・・
わたし今なら書けちゃうもん・・・・
2011年04月17日(日)