特に人生に大きな変化があったわけではない。 今年に入ってからのこと、あれこれ。
1月。 息子のスクーリングがあった。 三泊四日の日程を、息子は一人で人間関係とか配慮しつつ過ごせるかを 直前まで悩み、ホテルで一緒に泊まった方がいいかとも考えた。 しかし、実際の日程が判明した時、夫はホテルとの行き来が反って疲れ ることになるのではと言い、わたしもそうかもしれないと思った。 母の心配をよそに、父親から「大丈夫だろ?」と問われて、「うん」と 軽く返事する息子を見ていて、これは夫の判断に従うべきだと思った。 思った通り日程は厳しいもので、朝から就寝前まで講義があって、誰か と話したりする余裕もなかった様だ。 当然、他の生徒たちも人のことなどかまっている余裕はなく、心配して いた人間関係も何事もなかったようだった。 まさに、「案ずるより産むが易し」だった。 息子の成長に驚いたり、うれしくなったりだった。
3月。 わたしは、髄膜炎になりかけて入院した。 コロナが心配されはじめた頃で、入院前にレントゲンを撮ったりした。 熱はほどなく下がったが、抗生剤に反応して全身にじんましんが出た。 全身がかゆいというのは耐え難く、発狂しそうだと思った。 (それくらいで発狂はしないのはわかっているけどね。) 20日間の入院となった。
4月。 息子の学校はもともと通信制だから、始業式からオンライン。 夫も下旬にはテレワークになり、一日中三人で過ごす毎日が始まった。 それは今も続いているが、全く苦痛ではなく、夫のマメさに頼り切って しまっている。 わたしは定期的に病院に通うが、息子はずっと家にいる。 夫は買い物に出かける程度である。 運動不足が気になる二人。 いや、三人ともか。
9月。 夏休みも終わり、今日がオンライン始業式。 今年のスクーリングはどういう方法をとるのか、まだ検討中との連絡が 来ている。 夫も息子も、わたしへの感染リスクを最小限にするためにこもっている ような状態で、学校にも登校は任意となっているので行かないし、月に 一度のグループ療育も、今年度は一度も行っていない。 夫のテレワークも、できる限り続けて行こうとしてくれている。 早くワクチンが接種できるようになるのを待つばかりだ。
しかしながら、50歳になった夫が作ってくれる鍋ゲッティ(鍋でたく さんゆでて鍋のまま軽く炒めて出来合いのソースをかけたスパゲッティ) が、やたら美味しく感じるのだが、いかがなものか。
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