鶴は千年、生活下手

2003年07月04日(金) 手術の記憶

掲示板でコーラのカフェインを指摘してくださった方は帝王切開
で出産なさった。
その方の日記を読んでいて、自分の手術の記憶がよみがえった。

わたしの腹部には、切って縫った痕が四か所と切った痕が三か所
ある。
小学校に入る前に手術した、そけいヘルニア。(これ、脱腸ね。)
両方一度に切った。これで二か所。
小さかった頃のことだから、嗅いだ麻酔が苦かったということし
か覚えていない。

高校一年の時に、虫垂炎の手術をした。三か所目。
下半身麻酔の注射をするのに、手術台の上で丸くなれと言われた。
が、すでに太めだったわたしには、狭い手術台の上で丸くなるの
は至難の業だった。
それで背骨が出なくて、なんども針を刺された。
翌日から歩いてトイレに行くのだが、病室の真ん前がトイレだっ
たのが救いだったなぁ。

33歳の時、胆石で胆のう摘出手術をした。
医師の配慮(未婚だったので帝王切開で三度目の開腹手術という
ことも考えてくれていたらしい)で、開腹手術ではなく腹腔鏡手
術(いくつか穴をあけて内視鏡で見ながらやる手術)だった。
それでも、覗いてみて癒着とかが有った場合には、即、開腹手術
に切り替えられるように全身麻酔で行う。
全身麻酔で手術をする患者には、手術前に深呼吸の指導がされる。
麻酔からさめる時に、酸素がたくさん必要になるからだと教えら
れたのだった。深呼吸=腹式呼吸は、優等生だった。
麻酔から覚め始めて、気持ち悪いとうめいていた時にも、看護師
(当時は看護婦)さんの「○○さ〜ん、はい、深呼吸してー。」
という声に反応して必死に深呼吸していた。
それと、お腹を切る患者さんのために「補助ひも」の指導。
これは、ベッドの足下にひもを付けておいて、起き上がる時にそ
のひもを頼りにして起きるというもの。
わたしはあんまり使わなかったけど。(笑)
この手術で、胆のうの一番近くに2センチほどの傷痕と、お臍や
腹部の右側に会わせて三か所に傷痕ができた。

こうして思い出してみると、結構手術はしてるんだけど特に大き
な手術ではないのだった。
(姉の傷はすごいけどね。十文字に切れてるから。(笑))

一概に手術を比較することはできないし、痛みに対する感覚とい
うものは個人差があるものねぇ。
が、帝王切開って、傷も大きいから、痛いだろうなぁと思う。
虫垂炎の手術後だって、結構痛いもの。

開腹手術は、何度もやればその都度癒着することもあるし、胆の
う摘出の時に医師が配慮してくれたのは、三度目に開腹手術をす
るときは、術後の回復力が少し衰えると考えなくてはならないっ
ていうことでもあったようだ。
姉は、虫垂炎、腎臓全摘出&肝臓一部切除、十二指腸潰瘍の手術
とこれまた三回の開腹手術を経験している。(頭は二回。)
十二指腸潰瘍の手術の時には、前回の手術後の癒着が有ったって
言われたっけ。
人間の体の中を空気にさらすと言うのは、やはりかなりのリスク
が有ることなんだよね。
改めて思い出したことだった。

 痛みより麻酔がさめる不快感に音を上げていた10年前は(市屋千鶴)


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市屋千鶴 [MAIL]