鶴は千年、生活下手

2003年03月14日(金) 色いろ

ホワイトデーだ。
会社では、何ももらわなかった。
ホワイトデーなんて忘れてるのだ、自分も含めて。
おそらく、夫も忘れているだろう。
もっとも、バレンタインデーにそれらしいこともなかったのだか
ら、ホワイトデーもそれらしくなくても当然だな。

それはさておき。。。。
シャンプーやリンスや洗剤や、そんなものが一度になくなってし
まい、買いにいく道すがら、かわいいコート姿の小学生を見た。
その姿を見て、姪が小学生の頃のことを思い出した。

姪は、小さな頃からピンクや赤やパステル系の色はあまり着たが
らなかった。
姪の好きな色は、茶色や深緑や黒や紺色だった。
明るい色といえば、ベージュや水色くらいだったか。

わたしはその頃、緑を好んで着ていた。
深い緑色や、くすんだ緑色。
それを見ていた姪は、「緑のおばちゃんだね。」と言っていた。
その姪がわたしに訊いたこと。

「おばちゃん。
 わたしは茶色とか緑色とかが好きだけど、それにはピンクや
 赤い色とか黄色とか、あんまり似合わなくなーい?」

わたしの答えはこうだった。
「外を見てごらん。
 茶色の土の上に、緑の草があって、ピンクの花が咲くでしょ?
 自然の中にある色は、みんな自然な色なんだよ。
 だから、ともこの好きな茶色や緑色には、花のような色が
 似合うようにできてるんじゃない?」

姪は、ふ〜〜ん、と答えたが、ちょっとうれしそうだった。

中学生になっても、23歳の今になっても、姪の好きな色は黒や
紺色や茶色だけれど、明るい色のインナーを合わせたりするよう
になったので、納得したのだろうと思っている。

わたしも、姉も、取り立ててファッションセンスがいいわけでは
ないが、姪の素直な疑問に答えられたのは良かったと思う。
なぜか、叔母という存在は、何かを訊ねるのに最適の存在だった
らしい。
わたしは、姪や甥がかわいい。
夫もかわいがってくれる。
どちらかというと、姪の方が夫に年齢が近いんだけどね。(笑)
さすがに、姪も甥も、夫のことはおじさんとは呼ばない。
さんづけの名前で呼ぶ。

わたしが、姉の家から引っ越す時に、夫は一後輩として手伝いに
来ていた。7年前のことだ。
夫は、その時以来、姪にとっては同じように面白い人らしい。
甥が夫の面白さを知ったのは、もっと後のことだったが。

 「おばちゃんとセットでいるのが普通だね」姪の言葉に夫が笑う
                          (市屋千鶴)


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