鶴は千年、生活下手

2003年01月23日(木) 選歌締切り

今日は、ニフティ短歌フォーラムの1月歌会選歌締切り。
まだ途中までしか出来ていないので、この日記の後にひたすら
選歌とコメントを書く予定。

選歌というのは、応募された短歌の中からいいと思う歌を選ぶ
ということで、選んだ歌にはコメント付けなければならない。
この段階では無記名の一覧という形で応募された歌を見ている。
長いこと歌会に参加し続けていると、誰の歌なのかというのが
予想できたりもするのだが、そんなことは別に関係ない。
選ぶのは、あくまでも自分の感覚だけだから。

だけど、そこが難しい。
自分の感覚で選ぶと言っても、その時々で感覚にぶれがある。
はっきりとした基準を自分の中に持っていないから、そうなの
だろうと思うのだが、やはり共感するということを主眼におい
てしまう。

不思議なことに、余りに共感することが出来ると、近親憎悪の
様な感情が芽生え、ついつい小さなことをしてきしてみたりし
てしまいがちだ。

わかったから、もうわかったから。
そういう気持ちになることもある。
おそらく、自分も同じように思われているのだろうと思いつつ、
少しでも違う自分も出せればいいなと思いながら作り始めてい
るところだ。

自分の歌はストレートなのがいい所だとも言えるが、もう少し
言わないことで訴えるということをしてみたいなぁなんて思う。
すべてを言い切ってしまわないこと。余韻。
ストレートだけど、そんな余韻もある歌なんて、欲張りすぎか。
もしかして、矛盾してるかなぁ。

毎回、選歌のときに迷うんだよね、いろいろ。
今回は「福笑い」というお題だから、楽しい歌を選ぼうと思っ
てはいるが、そうばかりはいかないのが現状。

 悲しげな笑みを浮かべた歌ばかり選んでしまう 雪の季節に
                            (市屋千鶴)
いやあ、別に何か有った訳でも何でもないんだけどねぇ。


 < 過去  INDEX  未来 >


市屋千鶴 [MAIL]