師走も、もう10日。 年末に向かって加速するような日暮れの早さ。 いつからこんなに1日が早くなったのだろう。 そのまま短歌になるようなフレーズだ。 結句だけ付ければいいのだが。
年末に向かって加速するような日暮れの早さ恋のあやうさ (市屋千鶴) ↑ の歌は、実は2年も前に作った歌。 まっ、こんな程度だった。(^^;
仕事が終わって会社を出ると、決まって空を眺める。 今日の月はどの辺に出ているのだろうか。 星たちはどのくらい輝いているのだろうか。
月を慕っているかのように星たちは煌いて瞬いている。 わたしの目には、空まで、という同じ物差しでしか計れていな い月と星たちの輝き。 それぞれの在り方とは関係なく、そのきらめきだけで人の心を 引きつけうるもの。 それが星なのか。それが月なのか。それが夜空なのか。
人にも持って生まれた煌きがあるはずだ。 その煌きは、当人の意識とは関係なく輝くものなのか。 そうして、当人の意志とは関係なく人を惹きつけてしまうもの なのだろうか。 とりあえず、今の自分にはその類の煌きはなさそうだ。 うん、穏やかではある。 2年前にはこんな歌も作っている。
人知れず煌くことを許されてそっと貴方を惹きつけている (市屋千鶴)
煌きに取り付かれたまま歩くこと 灯りを持たず闇をゆくこと (市屋千鶴)
|