鶴は千年、生活下手

2002年12月10日(火) きらめき

師走も、もう10日。
年末に向かって加速するような日暮れの早さ。
いつからこんなに1日が早くなったのだろう。
そのまま短歌になるようなフレーズだ。
結句だけ付ければいいのだが。

  年末に向かって加速するような日暮れの早さ恋のあやうさ
                             (市屋千鶴)
      ↑
の歌は、実は2年も前に作った歌。
まっ、こんな程度だった。(^^;


仕事が終わって会社を出ると、決まって空を眺める。
今日の月はどの辺に出ているのだろうか。
星たちはどのくらい輝いているのだろうか。

月を慕っているかのように星たちは煌いて瞬いている。
わたしの目には、空まで、という同じ物差しでしか計れていな
い月と星たちの輝き。
それぞれの在り方とは関係なく、そのきらめきだけで人の心を
引きつけうるもの。
それが星なのか。それが月なのか。それが夜空なのか。

人にも持って生まれた煌きがあるはずだ。
その煌きは、当人の意識とは関係なく輝くものなのか。
そうして、当人の意志とは関係なく人を惹きつけてしまうもの
なのだろうか。
とりあえず、今の自分にはその類の煌きはなさそうだ。
うん、穏やかではある。
2年前にはこんな歌も作っている。

  人知れず煌くことを許されてそっと貴方を惹きつけている
                             (市屋千鶴)

  煌きに取り付かれたまま歩くこと 灯りを持たず闇をゆくこと
                             (市屋千鶴)


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