| 尖った呪い |
こんな痛い思いして こんなツライ思いして
手に入れたかったのがコレなの?
シャワーに混ざった 赤いのが 水溜りになった
あたしは何度も眩暈を繰り返し
隣に居る人に触れることはなかった
あたしは憧れだけで 髪をストレートに
そして気を失った
キミと居た二人の空間
真夏の夜は 居心地よかった?
あたしは ただ 強く握られた手が 汗ばむのだけ覚えてる
もう あの痛みも すっかり忘れてしまったよ
明日への道標はなく
ただキミからの電話が
なんとなく 頼りだったのに
ニセモノ 縋る
今キミは
ドコに居るの?
あたしのチューリップハット
ふざけてかぶった
キミの笑顔が懐かしい
作り物
あたしに与えられたのは 偽造した罰
赤い観覧車に
乗らなければよかったんだね
よかったんだね
お母さんが、 キミの傘を捨てるよって言ったとき なんか悲しかった。 勝手に持って帰った傘。 だってもうボロボロだったし使えないし。 おうちの傘立てに置いてるだけなのに いつかキミにもう一度会えたら 勝手に持って帰ったコト 伝えたかったんだ。
写真の中のキミは 何もなかった素振りで タバコを吸っていた。
結局 初めて会ったときから 好きだったんだよ。
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2004年12月13日(月)
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