漠然と思ったこと。

あたしの夢は
好きな人と結婚することでした。
それを本人に話してたんだから
あたしってバカな子だな。

あたしには、理想のカップルがいて
(あくまで狭い身内の範囲だけどね)
そこに近づきたかった。
あたしが他の人に思うみたいに
あたしたちも理想的になりたかった。

最初はそれだけ。


好きな人が隣にいて
笑顔は増えたけど
涙も増えた。
傷も増えた。
それでも、手放せない幸せが
もっともっとたくさんあった。
生きていることを実感できた。


あたしの愚かな過ちの末、
もう好きな人は笑ってくれない気がした。
あたしの目を見てくれない気がした。
そのことが、どれだけあたしを孤独にさせたか。
涙が止まらなかった。
死ぬよりツライと思った。


「りぃーが笑顔なら、好きな人も笑ってくれるよ」
そう人に言われて救われた気がした。

もう泣いちゃいけないし
暗い顔もしちゃいけない。
下や後ろを見ちゃいけない。


あたしが今、放してはいけないものは、
きっとこの手の中にある。
2003年09月17日(水)

セイカツヒツジュヒン / りぃー

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