QED鬼の城伝説 高田崇史著 講談社 2005/1
「QED」シリーズ9
桃太郎に虐げられし、鬼たちの慟哭(どうこく)が聞こえる!
岡山・吉備津神社に今も伝わる、占ト(せんぼく)「鳴釜神事(なるかましんじ)」。大和朝廷によって退治され、土中深く埋められた鬼神温羅(うら)の首が、釜を唸(うな)らせて人の吉凶を告げるという。一方、これとは逆に、総社(そうじゃ)市の外れ、鬼野辺(きのべ)家に先祖代々伝わる大きな釜には、鳴ると凶主(あるじ)が死ぬという言い伝えがあった。そして……、不吉の釜が鳴り、土蔵に長男・健爾(けんじ)の生首が!?旅の途中、事件に遭遇した崇(タタル)は、事件の核心“桃太郎伝説”の騙(かた)りを衝く!<紹介より
ルビおおい。よめない漢字使いと主要登場人物すべてがうんちく披露好きになっている。展開する説はシリーズ読破していればおなじみのもの。
評価 △
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