雑記帳

2002年12月14日(土) ファンタズム (連続殺人もどき)

ファンタズム 西澤保彦 著 講談社ノベルス 2002/12/5

突如啓示をうけ、それまで人生の中で何の意味も持っていなかった女たちを一番美しい構図で害していく。 ぼくはどこにいるのだろうか? どこにもいない。いや、偏在 霧のように 神のように どこにでもいる。

本格でもなければ ミステリでもないと うたってあった。 確かに納得。 西澤作品はフェアなミステリと うちわうけのものに別れていたが、 これはどちらでもない。 この手は他の作家にまかせて初期に戻ってほしいものだ。

評価 ×(期待はずれのため)


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