東京の憂鬱
紫煙を燻らせながら綴る日常、小言、気分な音楽。備忘録的日記。
新しい部署に配属になって早一週間が経つ。雰囲気には慣れてきたが仕事はまだ慣れていない。
この部署は自分が分からなければ、誰かが分かる仕事ではなく、分からなかったら自分で関係各部に聞いて回って初めて分かるという、仕事が人についているような部署なのだ。
午前中はペラの校正、昼食は先輩らと3人で焼肉コロッケ定食850円。午後、A4ペラのラフ案を作成して関連部へFAXして確認してもらう。
前の部署は、社外から一日平均10通程度来るような部署だったが、今度の部署は社内メールだけで一日20通はゆうに超える。その分返信が必要だから、暇さえできればメールチェックをする。
そうこうしているうちに19時になろうとしていたので、急いで片付け、社を後にする。前の部署での自分を含めた歓送迎会が会社の近くで開かれるのだ。
幹事は初めてという総合職の新人女性K嬢は慣れない仕切りに手惑っている様子。先に出て行く人を紹介してから新しく入る人の紹介をしなくてはいけないのが世間の常識というものだ。
お世話になりましたとお酌にまわっていたらすぐに時間が来てしまった。その部署から出るのは自分と上司のM氏。挨拶に何を言うかはもちろん考えていないが、酔いに任せて3分程度皆の前に立って挨拶の言葉を言う。
一次会が解散後、異動になる上司のM氏と自分は地下鉄の駅の改札から少し離れた窪地で、胴上げをされる。地上ではなく、B1で。これがこの部署の恒例行事だ。
その後若手だけで二次会へ。ライチグレープフルーツを飲んで、新人M君の愚痴を聞き、23時になり解散。5人で中央線に乗って帰るが、T君が車で各人の家まで送ってくれるというので、お言葉に甘えることにする。国分寺からタクシーに乗って彼の住む独身寮まで行ってアルテッツァにK嬢とM嬢と一緒に乗り込む。
登戸でK嬢を降ろし、町田でM嬢を降ろし、一路多摩地区の自分の家まで送って頂く。家に着いたら27時。
やけに腹が減っていたので台所にあったおにぎりの残りを食べて、メールチェックして寝る。
♪indigo daisies / Des'ree
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