2005年11月15日(火) |
「チャーリーとチョコレート工場」 |
期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★☆☆☆ 娘にせがまれて行く予定でしたが、小さい子にはどうかな? という内容だという話を聞きまして、とりあえず一人で行ってきました。 たしかに、これは子どもと行こうかどうしようか、迷う映画だなぁ。。
じつはこういう一人一人に順番にスポットが当たっていくという構成の話は苦手です。キャッツもコーラスラインも、音楽は素敵だと思うけれど、一つの舞台としてみると苦手。ストーリーが楽しめないのですもの、、、 この映画では女の子どうしの戦いなんてものを個人的にかなり楽しみにしていたのに、なんの展開も交流もないままに終わってしまったものな、、、
いろんな感想を読むと「くそがき」なんてあるけれど、そーかなー。かわいいと思うけどなー。 あの減らず口の多い子(でも、言っていることは正しいぞ)ややたら強い女の子、かなり好みです♪ 大人の視点から言う「くそがき」が次々にお仕置きされていくという展開は、悪趣味な説教映画を見せられているみたいで、つまらなかったです。 最後に残るのが大人がこうあって欲しいと思う子どもそのものの子だし。 たしかに、主人公の男の子はかわいいしけなげだし素直だし、エコ贔屓されてもハリー・ポッターよりは嫌みではないですけれど。 このあたりのバランスの悪さが肌に合いません。 ブラックなくせに、妙に道徳的。人形が燃えるあたりまではよかったのに。それとも、こういうのが万人受けするブラックさなのかしら。わたしが好きなブラックはもっときついブラックさだしな。
工場の中にわくわくできなかったところが第一の敗因かな。 どんなにへんてこで変な世界があるかとおもいきや、センスの悪い公園もどき。。。 大体、衛生管理がなってない! あんなチョコレートを食べさせられているのかと思うと、身の毛がよだちます。 ごめんね、わたしは安っぽいSFセットにわくわくするオタク心はあっても、ああいうファンタジーなセットにわくわくする童心は持っていないの。
ただ、ウンパ・ルンパは笑いました。ま、失笑ってやつですが(笑 あのブラックさはけっこう好き。 とことんセンスのなさを追求したセンスのよさは、◎です。
工場の外にあるものは好きでした。 街の風景も傾いた家も、そこで暮らすチャーリーの家族も。個人的には、ウィンカとチョコレート工場の出てこない、チャーリーのファンタジー話を希望します♪ うん、きっと、わたしはウィンカと相性が悪いんだわ。 あの人、ファンタジー作家としては最高でも、経営者としては最悪だもの。企業秘密を守る努力もせず、従業員のことなんかまるで考えずに工場をあっさり閉めてしまうし。 最後の最後まで従業員とその家族を守る! という気迫のない人に会社経営なんてして欲しくないわよね。。。
と、ファンタジー映画にこんなことを言うのは無粋ってやつでしょうね。 わたしはこの手のファンタジーはだめみたいです。
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