白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2006年01月27日(金) ふぃさかたの

 
先の友則の歌、「は音」の頭韻が美しい

ひさかたの光のどけき春の日に
しづ心なく花のちるらむ


は、詠まれたその時代、

「ふぃさかたのふぃかりのどけきふぁるのふぃに
しづこころなくふぁなのちるらむ」


『あなたが花になる美しい日本語』 p100 丹生谷真美 p/b主婦と生活社)

のよう、「は音」の部分が「f音」で発音されていたそうです。

桜がはらはらと舞い散るそのさまが、
いっそう柔らかに優しいイメージとなって浮かびます。


上掲の本の筆者、丹生谷先生(とお呼びしたい方)はまた、

「今、活字で書かれたこの歌を目にするだけでも、
心が穏やかになります。
水が低きに流れ、器にかたちを沿わせるように、
素直な自分に帰りつかせてくれる言葉。
「光のどけき春の日」は私にとって美しい日本語の原点です。」

のように仰っておられます。


友則の歌には「萌えのときめき」から入った自分でありますが、
それでも春が近づけば近頃は、
この歌をそっと心で口ずさまずにはいられない、
そんなひそやかな楽しみを自分の生活に
引き寄せられたのは、
これは幸せなことだったなあと思います。
 
 
なお、「は音」は「f音」の前には、
「ぱ音」であったともいいます。


ぷじわらのたかみち


のよう?



なんだか頭を撫でてあげたい可愛さでございます。


 
 
 
 


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