白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2005年11月29日(火) 忘れるまで待って

 
 
これという本を、家の外で読むのが好きで。


それは、家の中で読むよりも、
完全に没入できるから。

たとえ、周りに多くの人が居て、
それぞれ話をしていても…
それらは自分に関わりない音だから、
シャットアウトできる。

ただ、本の世界に浸り切ることができるためだけど。


けれど、本のうち、読み進めていて或る種の作品で。

「あぁ、家で読んだらよかった…」と、悔やまれることがある。


しみじみと泣いてしまうもの。
しばらく泣いていたいもの。


そうした涙に暮れたい作品は、一回読んでおいてから、
記憶が薄れるのを待って、家で、読み直す。



蓮見圭一の新刊短編集は、そういうものだった。
 
 
 
 


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