白日の独白
索引


2004年01月03日(土) 終な始。

子供の頃から何千回となく繰り返された喧嘩だった。
「私にちゃんと将来を見せて」と言って母は毎晩泣いていた。
父は母の顔を見ることも、声を聞くことも無かった。
悪いのは全部僕達の所為にして、父は薄ら笑いを浮かべては逃げていた。

それでも終りのくることだってある。
やっと始まることだってある。


夜 |MAIL

My追加