世間で言う深夜残業、ウチの感覚では晩メシ時であと三時間弱働かなきゃ、という21時半を過ぎた頃。おもむろに、隣の先輩が立ち上がり、「なぁ、食うもん持ってない?」「無いです。コバラ減りましたね〜」そして二人で別の持ってそうな人に声を苅テけて回る。ゾンビの行進よろしく、四・五人でゾロゾロと練り歩く。不気味な光景だったかもしれない。当の本人達はそうと知る由も無かった。てか、潔くコンビニに行けば良い事を自分も含め、気付きつつも誰も口にしなかった・・・収穫が「ゼロ」だったのが悔しかった。