「隙 間」

2002年08月10日(土) 休日の昼下がり?

今日、キリストを信仰していると自称する韓国人留学生二人の男性にナンパされた(苦笑)
近くの教会で集会があるから、来てみないか?とのお誘いだった。

・・・勧誘!?

日頃そういった輩にモノ申したいと思っていたので、頭の中で「カーン!」と、ゴングが鳴り響くのが聞こえた!(苦笑)

(以下ダイジェスト)

(韓国留学生、以下韓)「あなたは、聖書、読んだことありますか?」
(自分、以下自)   「かじる程度なら・・・」

(うん、嘘はついてない。本屋で立ち読みくらいはしたしね)

(韓)「私、聖書読んで、変わった!悩みや辛い事、みんな書いてある。神様の御言葉に、全部あるね?神様ホントにいるのよ!」
(自)「そりゃあ、いるだろうね」
(韓)「人間の事、最初に創ったから、全部わかってるの」
(自)「そうだろうね〜」
(韓)「あなた、信じてるもの、ありますか?」
(自)「ひとつ、って事はないけど、一応、仏教徒だと思ってるよ」

(うん、この間葬儀もあったし、仏壇もあるし、これも嘘じゃない)

(韓)「ひとつを信じる、いいこと。キリストを信じる、大変救われる」
(自)「ひとつを信じるのは善いことだね。でも、ひとつしか信じられないのは、寂しいことだよ」
(韓)「?」

(自)「キリスト教もいい。仏教もいい。儒教、道教、神道、色々勉強したいね」
(韓)「でも、キリストひとつ信じて殉教する、素晴らしい!」
(自)「殉教が素晴らしいっ!?」

(何かが切れた!苦笑)

(自)「へえ、人間をわかってる。その神は、自分の為に死ね、と言ってるんだ!それが素晴らしい、て言うんだ!ほほぉ〜、変だねぇ!」
(韓)「死んだらどこへ行くか、不安ないの?あなた」
(自)「“生は死の始まりであり、死は生の始まりである、ただ肉体という殻が無くなるだけで魂は不変である。何故、死を恐れることがあろう”、荘子の言葉だけど、わかる?」

(しまった、韓国は儒家国家だった!)

(韓)「世の中、皆、信じるものない。皆、自分のお金の為、名誉の為、勝手の為、家族の為ばかり!」

(あん?何言ってんだ、こいつ)

(自)「あなた、韓国の人だよね?家族の為って何がいけないの?大切な人、友達とか、大切なものとかの為、素晴らしい事じゃないの?」

(挙げ足とりだけど、結果オーライ)

(自)「あなたが今、キリストを信じていようが、自分の国のモノ、教えも大事にしようよ」

(韓国は儒家国家だったはずと思ったけど・・・。間違ってないよな?)

(韓)「この世は、神が創った」
(自)「だろーね。で神って誰?見たの?誰が?神って目に見えない抽象じゃないの?それを人が理解しやすいように、形としてのイメージを持たせてるんでしょ?色んな考え、信仰があるけど、突き詰めりゃ、唯一絶対のモノに行き着くと思うよ?」

(韓)「山頂はひとつで、道は沢山ある、て言うことね・・・?」
(自)「そう、だからたったひとつからの景色しか観ない、それはもったいないでしょ?色々から観たいし、ひとつだけでいいってんなら、それでもいいよ。でも私は違うね!」
(韓)「わかった。あなた、もう一度聖書読んでください。聖書わからない人と話、わかりあえない」

(最後の言葉、どこかで聞いた覚えが・・・苦笑)

(自)「機会があったら、いつかは読むよ。でも、あなたも私も、勉強不足だね!もっと説得力のある話が出来るようになってから、誰かに話すようにした方がいいよ、あなたも」

 苦笑いしながら、彼はすっと右手を差出し、日韓友好の契りを交わし去っていった・・・。潔い(?)後ろ姿だった・・・(苦笑)

 かくして、エセ多神教徒(?)と韓国代表キリスト教徒との交流会は、幕を閉じたのだった・・・

 ひとつこの場を借りて詫びなければいけない。言う必要ないのかもしれないが、彼とのやり取りのなかで、

(韓)「キリスト教がベストセラーです。何故でしょう、わかりますか?」
(自)「布教活動のおかげでしょ。植民地や十字軍の・・・。なんで、エルサレムでもめてんのさ?わかる?」

と、不勉強な知識のまま、勢いだけで発言してしまった。関係各者の方々に、深くお詫び申し上げます。
 更に、あまり公の場で触れるべき事では無いモノに触れている事に対しても、重ね重ね、お詫び申し上げます。

でも、ちょっと楽しめた時間だった・・・(苦笑)


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