★悠悠自適な日記☆
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2006年02月10日(金) 本当はそこになかったのかもしれない

 高校時代にちょっとだけ憧れていた先輩が不祥事を起こしました。

 残念です。

 周囲の人を精神的に追い込み、傷つけ破滅に向かっていく彼に、なんとか別の道標を示してやることができればと思っていましたが、結局私達の思いは、彼の狭い範囲での頭の回転に追いつくことはできませんでした。

 本当に残念です。

 残念という言葉と一緒に「期待していたのになあ…」という言葉をぽつりと呟きそうになる私がいます。

 でも私の期待なんて、彼にとっては邪魔以外の何者でもありません。

 全ては私が勝手に彼をイメージし、作り上げた幻想なのかもしれません。

 彼という彼は、どこにいたのか。どこに向かっていくのか。

 高校時代の思い出が、更に遠くにいってしまうような気がします。それは確かに、そこにあったのに。

 でもきっと、それも私が抱いているイメージで、幻想なのでしょう。

 私は自分の思い出にすら、疑いをかけてしまいます。自分の楽しかった思い出にすら、自信を失くしてしまいます。

 


嶋子 |MAILHomePage

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