★悠悠自適な日記☆
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2005年08月12日(金) おかあさんが来た

 私は現在、相方さんの家に居候をしています。足の手術後、松葉杖ではとうてい自宅から学校に通えないので、しばらくの間相方さんの下宿先にお世話になっていたのです。

 で、気がつけばそのまま居付いていましたとさ。(ちゃんちゃん。)

 さて、今日も私は相方さんの部屋で深夜5時頃まで仕事をし、ぐったりと眠りに就きました。

 プルルルルルル!ピルルルルル!

 朝10時、誰かがチャイムを鳴らす音で目を覚ましました。

 訪れたのはなんと…。

 相方さんのお母さ〜ん!!!!!!!
 うぉ〜い!!!!

 なんでも、相方さんと連絡が取れなくなったため、心配で山口からはるばるやってきたのだとか。こんな展開ないぞ!吉本新喜劇でしか見たことないぞ!(爆)動揺するまま成す術もなく、とりあえず布団だけ畳んで、部屋着姿、洗い物残しっぱなし、パソコン周り書類だらけ、荷物散らかりっぱなしで…

 「初めまして…。」(核爆!)

 あぁ、こんなご対面をしでかしてしまうなんて。相方さんのお母様とはもっとちゃんとした格好で、手土産持って、いつかきちんとご挨拶に伺おうと思っていたのにこんな展開なんて!!!ふと横を見ると、洗濯物のブラジャーやらパンツやらが思いっきり干してあって、ギャー#△×♪■+!!!絶対怒られる!絶対追い出される!すぐさま土下座して謝り倒したい気分でした。

 そして何か出さなきゃと思いそそくさとコンビニへ。あまりにも動揺しすぎて、コンビニと全く違う方向に歩いていてシャトレーゼに向かっていました。せっかくなのでケーキを買って帰りました。

 が、お母様はとても気さくな方で、こんなバカチン小娘をすんなり受け入れてくださいました。本当は『は〜い!あっこで〜す!』のシュンちゃんのお母様みたいなのを想像していたのですが、明るくて、しっかりした良いお母さんでした。私の自転車で出かけたり、稽古中に留守番してもらったり、一緒にお好み焼き食べに言ったりしました。私は私で、留守番してもらえるのならと、つい

 『洗濯機回しておいたのでよければ干しておいてください。』

 と、洗濯まで任せてしまう始末。しかしよく考えてみなさいな私。初対面で、彼氏のお母様に自分の下着干させますか普通!?あぁあああぁぁぁぁ!!そうだ自分の下着も入ってるんだ!盲点だった!!昭和時代なら自害モノだ!後でパニックになって本当に泣きそうでした。お母様に気に入られよう大作戦は見事に失敗です。

 お母様、本当にごめんなさい。本当に動揺してました…。

 だけどただ、ひとつだけ。

 お母さんとお話する時、粗相のないように、余計なことは言わないように心がけていたのですが、それとは反対に、物凄くお話しておきたいなと思うことがありました。

 それは、相方さんのことについて。

 だらしのない部分を見られてしまった分、というか、相方さんのご家族に会ったらずっと、家族が知らない、学校での相方さんの素敵な部分をいっぱい伝えたいなとずっと思っていたのです。何かを創造する時の姿勢や考え、皆から頼りにされて色んなチラシのデザインを請け負ったりしていること。自分よりも他人を優先してしまうが故に、手が回らなくなってふと自分のことがなおざりになってしまって、そこは短所だけど、それは優しい性格が故であること…などなど。

 そして、私の考えを伝えるならば、私たちは今一緒に暮らしているけれど、それは決してふしだらな気持ちではなく、毎日お互いがそれぞれ物凄く充実した日々を送っていて、頑張れば頑張るほど忙しくなって二人はすれ違ってしまうから、その隙間を作らないためにも、少しでも一緒にいる時間を大切にして、たくさんお話をしようとしていること。私の親は実は一緒に生活をすることを反対しているけれど、それほどキツく言われないのは、私が相方さんと過ごし始めてから人間が丸くなったせいだと思っていること。

 結局どれも上手く伝えられなかったのですが、お母さんとお話をしていく上で、付き合うこととか、一緒に生活するとか、お互いの両親のこととか、色々考えを巡らせていくうちに、改めて相方さんの存在についてたくさんのことに気付けたのでした。

 相方さんのお母さんに、そして私の母に、ありがとう。
 いつも感謝しています。

 


嶋子 |MAILHomePage

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