★悠悠自適な日記☆
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2004年09月17日(金) 今やりたいこと、いつかやること

 私の大学は、芝居と舞踊の授業があり、最終的にはどちらかを中心に学んでいくことを決めなければなりません。

 私は舞踊の授業がかなり好きです。体は固いし、表現力に乏しいし、それはそれは下手くそなのですが、でも、床の上で、何かが自分の中から出ていて、一瞬「無」になる、その瞬間がたまらなく好きだったりします。

 芝居の実習では、小劇場で通用するためのノウハウと、比較的「静かな演劇」を求められます。じっくりと相手の目を見て、静かに喋り、その中で微かに、確かに動く心に注目をする、そんな芝居を求められます。私は不器用で、相手の目を見ることが苦手。けれどもそれを少しずつ、その中で生まれる感動の瞬間を掴みつつあります。

 どちらも好きです。でも、私が将来的にやりたいことは、これのどちらでもあり、どちらでもありません。

 卒業をしたら、芝居をしようと思っています。人間には食欲、性欲、睡眠欲と3つの欲望があって、でも私はそれに更に「芝居欲」っていうのを付け加えてもいいくらい、芝居は生きるために必要なカテゴリーです。

 ならば芝居を選び、芝居をすればいい話なのですが、私がやりたいことは、舞踊がなければ成立しません。だから、舞踊を、せめて大学にいる間は、思いっきりやりたいと思います。

 私にはどちらも必要で、どちらも学べるこの大学を結構気に入っているのに、(たまに学生の意欲の低さにうんざりしたりするけれども)最終的にはどちらかを選ばなければならないし、そうしないと4年間ではどちらも中途半端に終わってしまうのでしょう。

 今私はどちらかといえば舞踊より芝居を中心にした生活を送っていて、(充実しすぎて忙しすぎて訳わからなくなってるのですが)今学んでいることに不満はないのだけれども、足りない。舞踊が、自分のやりたいことの中で足りないのです。

 芝居という存在が私の中で自然で消えることのない欲望ならば、今は舞踊をやっていても、いずれは芝居に戻ってこれるのかもしれません。ただ、やっぱり気になります。芝居は一人ではできなくて、自分の周りは芝居がやりたくて、芝居をするのに、私は、芝居をやるって決めてるのに舞踊をやるの?みたいな。きっと周りが芝居をやっていたら、凄く気になってしまいます。

 入学当初からずっと悩んでいることです。舞踊をやっている人よりも芝居をやっている友達の方が話が合うということもあるし、私は人間関係を上手く築くことが苦手なので、そういうことも凄く気にしてしまいます。さて、どうしようかなぁ…。向上心故の悩みです。


嶋子 |MAILHomePage

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