Leonna's Anahori Journal
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2008年04月30日(水) |
とにかく変わる、らしい。 |
きょう、正午頃。
こんな生活とも今日できっぱりお別れだぜ!と、肩で風を切ってあるいていた、わけではなかった。お別れはお別れだけれど、むしろ俯き加減で、自分の馬鹿さ加減に今更ながら暗い怒りをたぎらせつつ、春先の、ほこりっぽい駅前通りを歩いてUFJ銀行**支店の前を過ぎようとしていたそのときだった。 すれ違い様、見知らぬ女のひとが私の顔をみて「あらっ」と声をあげた。知り合いには見えなかったけれど、とりあえず足を止めた。
すると、その女の人が「変わり際ですね。変わる間際の、きれいな良い顔をしてらっしゃいます」と言ったんだ。 どう考えてもキャッチセールスだけど、その「あらっ」の言い方が芝居にしては切迫してたし、セールスにしては他意を感じさせなかった。させなかったけれど、足を止めて「仕事の途中ですので」と断って、再び俯き加減で、自分の…(以下略)、会社へ戻った。
うれしくないこともなかった、と正直に書いておこう。 あまり詳しく書くことはできないのだけれど、とにかくもう限界まできていたわけで。 だからね、キャッチセールスだって何だって「いま変わるとこだよ」と言われれば、そりゃうれしいわけですよ。 とにかく変わる、らしい。結構なことじゃああーりませんか。もう二度と、絶対に、着陸する星を間違えたりなんかしないぞ。
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