Leonna's Anahori Journal
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駅の売店でpenという雑誌を買う。
表紙にルーブルのガラスのピラミッドと池の写真。「完全保存版 1冊まるごと、ルーブル美術館」だそうだ。ピラミッドの上空は、パリの青空と白い雲。行きたいな、パリへ。
ルイ・ヴィトンの五代目当主に、収蔵の絵画に描かれた狩猟風景について取材したり(当主のパトリックは狩猟を趣味とし、狩猟を描いた絵画の蒐集家でもあるそうだ)、オペラ座のエトワールダンサーに紀元前の彫刻にみる現代的な身体表現について訊いたり。かなり取材費かけてる感じではあるのだ。しかしどうしても、頑張れば頑張るほど(昔の)ブルータスに似てしまうというのは、避けられないさだめなのだろうか。
現館長のアンリ・ロワレット氏は絵に描いたようなパリジャンの風貌。地味な色のタートルネック(でも上等のカシミヤだ)に特徴のない黒のジャケット。粋の第一条件は悪目立ちしないこと、と全身で語りかけているような。映画「パリルーブル美術館の秘密」に登場したのは、この館長さんだったろうか?
私にとってルーブルといえば、あの「サモトラケのニケ」の強烈な印象なのだが、雑誌の写真でみると、私がみたときと置かれている場所が違っているような気がする。ところが、キャプションには「1884年以来、ここが彼女の定位置」と書かれているんだな。
写真みてあーだこーだ言うより何より、行ってみるのが一番良いのはわかっているのだが…
ああ、ますます、行きたいなあ、パリへ。
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