Leonna's Anahori Journal
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2006年12月29日(金) 解放感と購入本

 
仕事納めであった。
お昼までで終わって帰るつもりが、結局夕方になってしまった。

しかし!、何なのだこの解放感は。明日から4日まで休みだと思うと、うれしくてスキップでもしたい気分だ。この年末年始はどこへも出かけずに、ひとりでダラダラ、好きなように過ごすのだ。

帰り道。東京駅で降りて銀行へ寄ったついでに八重洲地下街の古書店へ入ってしまう。アーヴィングの「サイダーハウス・ルール」を読み終えて、次に読む本が必要なのだ。実はもう、アマゾンのユーズドで「オウエンのために祈りを」を注文してあるのだが、届くまでに1〜2日かかりそうだし、続けてまたすぐにアーヴィングというのも体力が要る。

…という訳で、久々、本日の購入本(Part1)
 
 「珠玉」 開高健(文芸春秋)
 「ロラン・バルト伝」 L-J カルヴェ(みすず書房)
 

この他に、なぜか数枚置いてあったLPレコードの中から二枚を購入。若かりし頃のツィマーマンが弾くショパン(ライヴ録音)と、ポール・マッカートニーの"McCARTNEY"。ポールのは、ビートルズ解散後初のソロアルバムで"Maybe I'm Amazed"が入ってるやつ。ツィマーマンが300円、マッカートニーは500円だった。

「ロラン・バルト伝」は定価4800円が2900円で買えたのだから、これはもう快哉を叫びたいくらいのものだけれど、しかし、開高健、バルトとも単行本なんだな。開高さんのは箱入り、バルトのはちょっとした辞書くらいの大きさがある。これを持って毎朝の満員電車に乗るのはちょっとホネだ。「珠玉」の方は文庫にするべきだったかもなあ。んー。

このあとは八重洲へ行ったときのお決まりのコースで、ブックセンターへ。そこでの購入本(Part2)は…

 「バースデイ・ストーリーズ」 村上春樹編・訳(中央公論新社)
 
 
これは新書サイズ。村上春樹の小説は読まなくなって久しいけれど、この人の翻訳は(作品のセレクトも含めて)やっぱり、いいんだなぁ。
 
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そういえば、八重洲ブックセンターのエスカレーター脇で小さな写真展をやっていて、そのタイトルが「旅人 開高健」。写真8枚が並んでかかっているそばに、開高さん自身による言葉が大きく掲げられていた。曰く、
 

 「ええか、男はナ、上を見て生き、
   下を見て暮らさないかんのヤ!」

 
 
 
…フムフム。しかしな。女かていっしょや。いっしょやで、おっちゃん!!
 
 
 
 
 
 


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