Leonna's Anahori Journal
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2005年11月15日(火) おとなしい肉食獣


午前中から有楽町でイ・ズーと待ち合わせ。お土産のスノードームを渡して、一緒にランチ。スノードームのコレクターであるイ・ズーは来年自分のコレクションに関する本を出す予定であるらしい。目出たいことである。食事の後、月丘夢路経営の喫茶店へ連れて行ってもらい、コーヒーを飲む。

日本に帰って来た途端に肉が食べられなくなった。どうした、ケダモノ!(笑)。やはりあの食欲は欧州の気候風土のなせるわざ、だったのか。しかし、あれだけ食べたにもかかわらず、今のところまだ著しい体重の増加はみられない。ただ、痩せて貧弱な身体に張りが戻ってきたような気はする。きっと体質がそうなのだ。肉食体質。要するに、私という動物に必要なのは動物のニク!間違っても菜食主義者にはなれそうもない。

食べる肉の量は減ったが、ワインは飲んでいる。これはこれで注意しなければ(笑)。
 
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本日の購入本。
 
 「美術史をつくった女性たち」 神林恒道 仲間裕子/編(勁草書房)

 
ヴェネチアで、ペギー・グッゲンハイム美術館へ行った。そのグッゲンハイム女史に関する記述を目にして、たまらず購入。

ペギー・グッゲンハイムというのは大金持ちのユダヤ系ドイツ人で、芸術家のパトロンとして現代美術の発展に大きく貢献した女性。ただし彼女自身はまったく創作活動は行わず、そもそも美術に関する知識も当初は持ち合わせなかったという。いま私はこのグッゲンハイム女史に大いに関心があるのだ。
 
現在ベネチアで彼女のコレクションを公開している美術館は、実際に彼女が30年間住んだ私邸なのだが、これがまた素晴らしくモダンな邸宅で…。しかもこの人は一時期マックス・エルンスト(画家、シュールレアリスト)と結婚していたことがあるという。このことはヴェネチアの美術館を訪れて初めて知ったのだが。いやぁ、知らんかったなぁ。興味津々。

家へ帰ってから、上記の本の中に参考文献としてあげられていた『ペギー・グッゲンハイム自伝 20世紀の芸術と生きる』という本を探して、アマゾンのユーズドで発見。即注文してしまった。

「美術史をつくった女性たち」にはグッゲンハイム女史のほかにも、ガートルード・スタイン、草間弥生などが登場。なかなか面白そうな本だ。



 
 
 
 


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