Leonna's Anahori Journal
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2005年10月05日(水) 台北は夜

 
またメールが来た。いま、台湾にいるそうだ。
台北と、台北の南にある新竹という町を訪れているそうだ。

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この人は不思議な人で、簡単な事実だけを書いたメールをたまに送ってくるのだけど、それがいつもヒンヤリとした手触りの文章で。

今回も“まだ気温は30度まで上がる、湿度が高くて少し歩くと汗をかく”と書いてあるにも拘らず、全部読んだあとでは、台北が“夜の都”みたいに感じられる。陽光よりも夜気が先に立つ、とでもいうのかしら。何なんだろうね、こういうのって。よっぽどニヒルな御仁なのだろうかしら?

もしかしたら、すんごいお爺さんだったりして。実は女性だった!なんてのもいいっスね(笑)。一番チョアなのは、物静かで胸板の厚い文学青年だったってパターン。コレだよ!(自分で書いてて恥ずかしい)

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それで、今日は何となく気分を変えたくなって、家ではジェシー・ノーマンのベスト(旧い録音)、外ではジュリアン・クレールなんか聴いていた。ジフンチャンとepik high 以外の音を聴くなんて、ほんと久しぶり。
で、両方とも今迄になく良かったんだな、泣ける感じで。んん〜、いいぞチマリス、その調子(笑)

だいたい、こんなときにチョン・ジフンの「スゥ〜、ハァ〜〜」なんか聴いたら、大混乱しちゃうからさ。せっかく台北の気分になってるのに、香港思い出しちゃうじゃない? ほんとだったら今日向こうへ発ってたはずなのに(…って、アイタタ、自分で書いてて思い出しちゃった)。
 
 
 
あー。まだちょっと引きずってるみたいだ、ズルズルチマリス。






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