Leonna's Anahori Journal
DiaryINDEXpastwill


2002年09月02日(月) 『1分間700円』

きつーい残暑。出かけたら、疲れちゃった。

--
  
いま出ているメンズノンノ、表紙のタダノブ・アサノの髪がむさ苦しいと思うのは私だけだろうか。

でも昨日、雑誌『H』(UAとのフォトセッション)をみたら若い頃には見せたことのない表情で写っている彼がいて、そのことにココロを奪われていたせいか髪のことはそんなに気にならなかった。

今日の濱マイクは竹内スグル監督『1分間700円』。重苦しい話で、もし主人公を浅野忠信以外の人間が演じるとしたら、悪達者というくらいに上手い役者さんでなければとてもじゃあないがオハナシにならなかっただろうと思う。

浅野忠信はいわゆる達者な役者、上手い俳優ではなくてひたすら“悪達者への道”から逸脱し続けている俳優さん。存在感だけで勝負できるところは十代の頃のナスターシャ・キンスキー(いまどうしてる?)なんかと良く似ている。竹内スグル監督は、この一本、アサノのキャラクターに賭けたんだろう。

ところで。今日のドラマ、私はみている途中で何度も「これゴダールじゃなあい?」と思ったのだが(話の内容ではなくて色彩や画面のタッチが)。特に運転中の車の中から外を映すシーン。自動車+雨でウィンドーの水滴が滲んだりする映像。あれ、どうしたって『気狂いピエロ』や『愛の世紀』を連想せずにいられない。
それで、きっと竹内スグルもゴダールが好きなんだ、『愛の世紀』をみて惚れ直したクチ(つまりアタシの仲間)なんだと勝手に決めつけて納得した。
  
    
…と、まあ、もっともらしく書いてはみたけれど。トータルな出来映えのことなんか、割とどうでもいいのだアタシは。今日はつくづくアサノの声に聞き惚れちゃった(『H』の写真も良かったけれど、雑誌からは声、出ないもんね)。

ビデオ?もちろん録ったわよ。三倍じゃなくって、標準でね。ああ、しゃーわせ!
  
       


レオナ |MAILHomePage