Leonna's Anahori Journal
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2002年08月01日(木) 真夏の稲妻

横浜へ父を訪ねた帰り道。暮れ方の荒川に、十数隻の屋形船。
薄暮の川面に提灯をともしていっせいに浮かぶ様は、まるで鈴木清順の映画の世界で、まるでこの世のものとは思えない。

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帰宅して夕飯をすませた頃、今度は稲光。続いてドロドロ、ゴロゴロと雷鳴。それから激しい雨の音。
なんだか、きょうは徹底して清順調ですね(笑)

ベランダの窓を開けて紅茶を飲みながら、おちゃんこ座りで稲妻を眺める。空全体がババババッと白く光ると、その瞬間はまるで真昼のような明るさ。

稲妻が二、三分毎に走る。縦に降ってくるのではなくて、空を横に引き裂いて枝分かれしながらガーッと走る。龍だの麒麟だの、伝説上の動物を目の当たりにする気分。

雨が止んだ後も、稲光は夜中過ぎまで続いて、布団に入ってからも時折部屋の壁が白く光っていた。まるで今日でこの世が終わるみたいだ。ドキドキ。

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あとでわかったことだが、荒川の屋形船。あれは江東花火大会をみるためのものだったらしい。ふーん、そうだったのかー。
でも私は花火よりも麒麟の稲妻の方が好きだけどな。自然現象の大きさにはかなわないというか、ドキムネ感のスケールが桁違いという気がする。

さて、カミナリ様のおかげで少しは湿気がとれて、過ごしやすくなるのだろうか?




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