ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

漫画の仕事。 - 2008年12月15日(月)

漫画の持込は、心が弱っていてはできない。

気持ちが弱り始めると、物語を作っていても、とたんに骨組みが波打ったような腰の無い物語ができてしまう。

深く潜りすぎはよくない。

水面に浮かび上がれ。

泣きながらでも、心の奥はしっかりとしていろよ。


そういえば昔、イラストの持込を何10件とやってイラストレーターになった頃は、知り合いと二人で持ち込みをしていた。

一人で持込をして、編集者に「ぜんぜんだめですね」とか言われると、もうなかなか水面に浮かび上がって来れなくなってしまうけれど、

二人だと、何やかや言いながら、こりずに元気なまままた次の編集部に、さっき痛いことを言われたのも忘れて、押し売りのように攻めて行ってたな。

あのときの感覚、忘れちゃいけない。



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